Images By Tang Ming Tung/Getty Images
- インスタグラムは、他のユーザーとの交流の内容などを見て、あなたにどのようなコンテンツを表示するかを決めているという。
- インスタグラムは、アプリがどのように機能しているかをユーザーに伝えるためのブログ記事の中で、その他の要素も明らかにした。
- ソーシャルメディアでは、ユーザーにサイトをスクロールし続けてもらえるようにアルゴリズムを使用している。
インスタグラム(Instagram)は、投稿やストーリーなど、ユーザーに見せるコンテンツをどのように決めているかを明らかにした。
同社はブログ記事で、フィードやストーリーに何を表示するかを判断する際に考慮する、ユーザーからの何千もの「シグナル」の中で最も重要な4つについて詳しく説明した。
- 誰かのコンテンツにコメントするなど、他のユーザーとの交流の履歴を見て、どんな投稿に興味を持つかを判断する。
- 「いいね!」の数や撮影された場所など、投稿の人気度に関する情報を利用して、その投稿をあなたに表示するかを判断する。
- 投稿した人の情報を使用し、その人があなたにとってどれだけ面白いと思えるかを判断する。
- あなたがどのようなコンテンツを見ているかという情報を利用して、投稿があなたにとって興味深いものかどうかを判断する。
インスタグラムは、5つのインタラクションを利用して表示内容を決定するとも述べている。インタラクションとは、フィードで投稿を数秒かけて見たり、コメントしたり、「いいね!」や「保存」をしたり、投稿者のプロフィール写真をタップしたりする確率のことだ。
インスタグラムでは、このデータを使って「根拠のある推測」を行い、何を最初に表示するかを決定する。
インスタグラムは「インスタグラムの技術がどのように機能しているのか、また、それが人々のアプリでの体験にどのような影響を与えているのかを明らかにする」ことを目的に、ブログ投稿を行ったが、今後もこのような内容の投稿を続けていくという。今回の投稿は、「インスタグラムはどのようにして私に最初に表示されるものを決めるのか」といる質問に答えるためのものだった。
また、オンラインでのユーザーの行動を調査するために、単一のアルゴリズムだけを使用しているわけではなく、「いくつかのアルゴリズム、分類子、およびプロセスを使用しており、それぞれが独自の目的を持っている」ことも明らかにした。ストーリーズでは最も親しい友人のコンテンツをあなたに合わせて表示するなど、ストーリーズ、フィード、検索(エクスプローラ)などでコンテンツの優先順位を変えているという。
インスタグラムをはじめとするソーシャルメディアのプラットフォームは、ユーザーがスクロールし続け、広告費が転がり込んでくるように設計された中毒性を生むようなアルゴリズムを使っていると批判されてきた。
これまでの研究では、ソーシャルメディアとうつ病、孤立感や絶望感との関連性が指摘されている。専門家は、オンラインプラットフォームの使用を制限し、アプリ上で誰と交流するかに注意することを推奨している。
[原文:Instagram reveals the 4 things it watches most closely to determine everything you see on the app]
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)