Richard Harbaugh/Disneyland Resort
- ディズニーランドは、屋内外を問わず、ワクチン接種を完了している入場者のマスク着用義務を廃止した。
- また、カルフォルニア州外からの入場者の受け入れを開始するにあたり、検温の義務も廃止する。
- 最新のディズニーランドのガイドラインでは、距離を取ることを判断するのはゲスト次第だとしている。
ディズニーランド(Disneyland)が2021年6月14日に発表した最新のガイドラインによると、新型コロナウイルスのワクチン接種を完了した入場者のマスク着用義務が廃止される。
カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドでは、ワクチン接種を完了した入場者は、6月15日以降、屋内外ともにマスクの着用義務がなくなる。なお、2歳以上でワクチン接種が完了していない入場者については、食事の時を除いて、屋内でもマスクを着用する必要がある。
ワクチン接種の有無にかかわらず、2歳以上のすべての入場者は、6月18日に再開するトイ・ストーリー駐車場からパークへのバス移動の際にはマスクを着用する必要がある。
ディズニーの新しいガイドラインでは、カリフォルニア州が物理的な距離の規定を撤廃した6月15日以降、社会的距離を取るかどうかは、パークの入場者が「自己判断」することになる。またディズニーランドでは、同日に州外からの入場者の受け入れを開始し、現場での検温の義務を撤廃した。
ディズニーランドによると、入場者はワクチン接種証明書を要求されることはないという。代わりに「ワクチンを接種している入場者は、ワクチン接種が完了していることを自己申告する」という制度が導入される。またパークへの入場には予約が必要で、チケット予約の際には、テーマパークに入場するまでに新型コロナウイルスのワクチン接種を完了しているか、またはテストで陰性であることがカリフォルニア州で推奨されていることを知っている必要がある。
ディズニーランドは、「より多くの人々がワクチンを接種し、国がこのパンデミックの危機から脱却しつつある中、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)や州および地方当局が定めた新型コロナウイルスの健康と安全に関するガイドラインが、調整され、緩和されていることを心強く思う」と表明している。
新型コロナウイルスの影響で、ディズニーランドは2020年3月に閉鎖された。ディズニーは、新型コロナウイルスが同パークの収益を圧迫し続けたため、2020年末には約3万人の従業員の解雇を発表した。2021年4月30日、ディズニーランドは営業を再開した。
(翻訳:大場真由子、編集:Toshihiko Inoue)