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高所得ミレニアル世代の6割はぎりぎりの生活…年収10万ドルは「中流」

高収入のミレニアル世代でも、どうにかやり繰りして生活している。

高収入のミレニアル世代でも、どうにかやり繰りして生活しているのが実情だ。

Edward Berthelot/Getty Images

  • 新たな調査レポートによると、アメリカで10万ドル以上を稼ぐミレニアル世代でも、60%がぎりぎりの生活をしていると答えている。
  • 「HENRYs」と呼ばれるこれらのミレニアル世代は、快適で贅沢なライフスタイルを好む。
  • しかし、今日の経済状況では、10万ドルはそれほど高収入というわけではない。

高収入のミレニアル世代でも、お金がまったく足りないと感じている。

金融情報サイトPYMNTSと融資会社のレンディング・クラブ(LendingClub)は、2万8000人以上のアメリカ人を対象とした調査と経済データを分析したレポートを発表した。それによると「ぎりぎりの生活をしている」と回答したのは、年収10万ドル(約1100万円)以上のミレニアル世代(1980年から2005年頃生まれ)では60%だった。調査対象者全体では54%、年収10万ドル以上全体では40%弱が同様の回答をした。

つまり、ミレニアル世代だけが「ぎりぎりの生活」だと感じているわけではないが、年収10万ドル以上の高所得者層の中では、ミレニアル世代の方がよりそう感じているということだ。レポートによると、ぎりぎりの生活になってしまうのは、収入よりも支出のあり方の方が大きく関連している。

その理由は、ライフスタイルにもある。ミレニアル世代の多くは、「HENRYs」(High Earner, Not Rich yetの頭文字で「高収入だがまだ裕福ではない」という意味)と呼ばれている。2003年に登場したこの言葉は、年収10万ドル以上の30代が、支出と貯蓄のバランスを取るのに苦労しているという特徴を表すようになった。

HENRYsは、「ライフスタイル・クリープ」に陥りやすい。つまり、可処分所得の増加に合わせて生活水準も上げてしまうのだ。彼らは、快適で贅沢なライフスタイルを好む傾向があり、そのため、いつも「ぎりぎりの生活」になってしまう。

10万ドルにかつての価値はない

年収10万ドル以上のミレニアル世代でもお金が足りないと感じているのは、経済状況も大きな要因となっている。

レポートでは「『給料ぎりぎりの生活』には、『どうにかやりくりしている』、『貧困』といった意味合いが含まれている。今日のアメリカにおける『給料ぎりぎりの生活』の現実はもっと複雑であり、現在の経済環境はそれをさらに複雑なものにしている」と述べている。

その例として、大卒の35歳で年収10万ドル以上の収入がありながら、住宅ローンや学生ローン、子どもの教育費を抱え、大きな買い物や予期せぬ緊急事態のための貯蓄がほとんどできないという状況を示した。

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