レゴ スーパーマリオシリーズに新しくレゴ ルイージが追加された。単なる新キャラクター追加ではない新しいギミック(デジタル的な仕掛け)に注目だ。
撮影:小林優多郎
レゴジャパンは、任天堂との新しいコラボ商品「レゴ ルイージと ぼうけんのはじまり ~スターターセット」などを7月10日に発売する。スターターセットはオープン価格だが、Amazon.co.jpでは原稿執筆時で6028円(6月22日時点)となっている。
今回のレゴ ルイージは、2020年6月に発売した「レゴ スーパーマリオ」シリーズの“追加キャラクター”といった立ち位置の商品になっている。レゴ ルイージ単体で、レゴ マリオのように遊ぶことはもちろん、レゴ マリオと「協力プレイ」ができる機能が追加されている。
レゴ ルイージの追加によって、レゴの提案する新しい“遊び”はどのように変わったのか。任天堂×レゴのタッグがつくる、テクノロジートイ分野の最新作を見ていこう。
(以下の写真には、スターターセットだけではなく、別売の拡張セットのキャラクターや、デジタル的な仕掛け「ギミック」も含む)
レゴ ルイージはレゴ マリオ同様、手のひらサイズで単4乾電池2本で駆動し、胸にはディスプレイがついている。
撮影:小林優多郎
足元には光学センサーがあり、足元の色やギミックや敵の2次元コードを読み取れる。例えば、紫色のブロックに置くと毒の床を歩いているようになり、目を回してしまう。
撮影:小林優多郎
レゴ ルイージを持って、歩かせたりジャンプさせたり、ハテナブロックや敵を踏んだりして、制限時間内にコインを集めるのが基本的な楽しみ方だ。
撮影:小林優多郎
スターターキットには新しくピンクのヨッシーも登場。ヨッシーと一緒に敵を倒すと、もらえるコインの数が増えたりもする。
撮影:小林優多郎
拡張セットの中には、いわゆる“大人レゴ”顔負けの巨大セットもある。
写真は「のりこめ! クッパのひこうせんかん チャレンジ 71391」。
撮影:小林優多郎
例えば「クッパのひこうせんかん」の拡張セットは合計14の袋に分けられている。
写真は「のりこめ! クッパのひこうせんかん チャレンジ 71391」。
撮影:小林優多郎
ここまでは従来のレゴ マリオと同様の遊び方だが、レゴ マリオとルイージはBluetoothでお互い認識できる。つながると胸に「黄色いスカーフ」が表示され「協力プレイ」ができる。
撮影:小林優多郎
協力プレイの制限時間は、単体で遊ぶより長い90秒。その間に、別のルートをたどっても、一緒に敵を倒してもいい。なかには一緒に遊ばないと手に入らないアイテムやボーナスなどもある。
撮影:小林優多郎
制限時間が来るか、どちらかがゴールすると、ゲームは終了。レゴ ルイージとレゴ マリオにはそれぞれが獲得した合計のコイン数が表示される。
撮影:小林優多郎
コロナ禍で売上2桁成長のレゴ、家族層もルイージでカバー
2020年、レゴ マリオは「計画以上」の成長だったという。
撮影:小林優多郎
2020年のレゴのグローバルグループ全体での経営状況を振り返ると、コロナ禍の影響や大人向けレゴの販売拡大もあり、売上高は約7600億円(前年比13%増)、営業利益は約2240億円(前年比19%増)と成長している。
レゴ マリオに関してレゴジャパンは「大幅に上振れの成功で(計画の)約2倍」と話しており、任天堂のIPと商品自体のできの良さもあり、非常に好調だったことがわかる。
プレイヤーが1人から2人に増えることで、遊びの幅もリーチできるターゲットも広がる。
撮影:小林優多郎
今回のレゴ ルイージは、協力プレイのように「複数人で遊ぶ」要素が強化されている。レゴ マリオも2人以上で遊ぼうと思えば、役割分担などをして遊ぶことはできたが、プレイヤーとしては1人だった。
プレイヤーが2人に増えることで、兄弟や姉妹、家族で遊べることから、より多くのターゲットを狙うことができるだろう。
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(文、撮影・小林優多郎)