アマゾンは同社で最新・最安のスマートディスプレイを日本で発売した。
撮影:小林優多郎
アマゾンの新型スマートディスプレイ「Echo Show 5(第2世代)」。直販価格は8900円(税込)で、6月9日に発売された。
アマゾンは音声アシスタント「Alexa(アレクサ)」を搭載したスマートスピーカー/スマートディスプレイ「Echoシリーズ」を展開しているが、Echo Show 5は現行モデルでは最も小さいディスプレイを搭載したモデルになる。
箱の中身はシンプルで、本体とACアダプター、クイックスタートガイドだけ。
撮影:小林優多郎
本体上部にはカメラカバーのスイッチ、音量キー、マイクのミュートボタンがある。ファブリック素材は再生利用材を100%使用したもの。
撮影:小林優多郎
電源に接続すると、Wi-Fi(2.4GHz/5GHz)への接続、Amazonアカウントにログインする。キーボードは画面上に表示される。
撮影:小林優多郎
本体をiPhone 12 Proと比較。Echo Show 5が縦横比2対1の5.5インチ、iPhone 12 Proは19.5対9の6.1インチ。
写真左からiPhone 12 Pro、Echo Show 5。
撮影:小林優多郎
基本は「アレクサ」と呼びかけて、「渋谷の天気は?」など知りたいこと、やって欲しいことを伝える。
撮影:小林優多郎
料理のレシピやゲームなど、スキル(スマホのアプリのような追加機能)を追加すれば、アレクサができることが増える。
撮影:小林優多郎
音楽再生機能もある。Amazon Musicのほか、Apple MusicやSpotifyに対応。音質はやや低音が弱いが、大きくしても音割れがしない良好な印象。
撮影:小林優多郎
小さい画面だが、Prime Videoやネットフリックスの再生も可能。
撮影:小林優多郎
「YouTubeを開いて」とアクレサに頼めば、内蔵のSilkブラウザー経由でモバイル版YouTubeを表示して再生できる。
撮影:小林優多郎
第2世代Echo Show 5と第1世代を比べると、カメラが2MP(前世代比2倍)にアップ。離れた家や別の部屋の家族や友だちとビデオ通話が可能。
撮影:小林優多郎
カメラは“見守り”用途にも使え、スマホの「Alexa」アプリから部屋の様子を見られる。
撮影:小林優多郎
拡大もでき、1.1mほど離れた場所の1文字の幅が1cmほどのテキストは読むことができた。
画像:筆者によるスクリーンショット。
とはいえ、家にいていきなりカメラが起動したら正直怖い。Echo Show 5には物理的なカメラカバーが搭載されている。
撮影:小林優多郎
さらに設定すれば、見守りカメラ開始前に10秒ほどのインターバルを置くこともできる。その間は映像がぼかして送られ、かつ拒否することもできる。
撮影:小林優多郎
入門機として十分な性能
スマート家電の操作も声とタッチで可能。
撮影:小林優多郎
Echoシリーズには直販価格4980円の「Echo Dot(第3世代)」というスマートスピーカーがあるが、スマートデバイスの特徴を最大限に生かすのであればディスプレイ付きが良いと個人的には思っている。
声で操作でき、その情報が自動的にディスプレイ上に表示される。そして、さらに操作がしたければタッチもできる、というのは直接操作と出力が音声に限られてしまうより、むしろ“初心者向け”と思えるからだ。
新型Echo Show 5は価格が9000円を切る一方、基本機能は同時期に発売されたEcho Show 8や、4月発売の「Echo Show 10」と同じだ。主な違いは、ディスプレイサイズやスピーカーの大きさ、そしてカメラで被写体を認識して自動的に真ん中に収めようとするオートフレーム機能の有無だ。
ガジェットとしてEcho Show 10の“電動首ふり機構”は非常に特徴的ではあるものの、音楽は普通に聴ければ十分という人や、使いこなせるか不安なので出費を抑えたい、という人であれば、Echo Show 5は一考の価値がある。
ちなみに、筆者はEcho Showなどのスマートディスプレイを主に各種タイマー設定や、ラジオ(radiko)と作業用BGMの再生、スマート家電の操作に使っている。仕事部屋やリビングに1台置いておくと、移動したり手動の操作が減るので、「声で使う」便利さを実感している。
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(文、撮影・小林優多郎)