台風5号発生、週末にかけて日本の南に北上。動向に注意

台風5号(チャンパー)

台風5号(チャンパー)発生。2021/06/23 10:20公開。

提供:ウェザーニュース

6月23日(水)9時、マリアナ諸島で発達中の熱帯低気圧が台風5号(チャンパー)になりました。

週末にかけて日本の南に北上する予想で、影響を受ける可能性があります。今後の情報に注意してください。

▼台風5号 6月23日(水)9時

 存在地域   マリアナ諸島

 大きさ階級  //

 強さ階級   //

 移動     北西 ゆっくり

 中心気圧   1002 hPa

 最大風速   18 m/s

 最大瞬間風速 25 m/s

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日本の南に北上の可能性 動向に注意

世界の各気象機関による予測

世界の各気象機関による予測。

提供:ウェザーニュース

台風5号は、太平洋高気圧の縁をまわって北西に進み、週末にかけて日本の南に北上してくる可能性が高くなっています。小笠原諸島や伊豆諸島では台風の直接の影響を受けるおそれがあります。

世界各国の気象機関が計算したシミュレーション結果を比較すると、この先の進路や発達の程度に予測差があり、正確な予報が難しい状況です。

もしも勢力をあまり落とさず北上してきた場合、本州の近くを通って風雨をもたらしたり、梅雨前線の活動を活発化させて間接的に本州方面にも大雨をもたらすおそれがあるため、動向に注目が必要です。

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今月2つめの台風発生

平年の台風発生数

平年の台風発生数。

提供:ウェザーニュース

台風が発生するのは今月12日(土)に発生した台風4号以来10日ぶりで、今年6月では2つめの台風発生です。

6月の台風発生数の平年値は1.7個ですので、複数個の台風が発生すること自体は珍しくはありません。この時期の台風は仮に日本に近づかなかったとしても、暖かく湿った空気が梅雨前線を刺激し、日本にも大雨をもたらすことがあるため油断はできません。

>>気圧変化・頭痛対策の参考に<天気痛予報>

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風5号の名前「チャンパー(Champi)」はラオスが提案した名称で、由来は「赤いジャスミン」の花です。

>>ウェザーニュース 台風情報

(文・ウェザーニュース

"ウェザーニュース"より転載(2021年6月23日公開の記事

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