無料のメールマガジンに登録

平日17時にBusiness Insider Japanのメルマガをお届け。利用規約を確認


アメリカのファストフードは高級化…お得なセットメニューは減少

McDonald'

ファストフードチェーンはバリューメニューを減らし、代わりに高価格帯のセットメニューを販売している。

Joe Raedle/Getty Images

  • ロイター通信によると、ファストフード・チェーンは、利益率の高い高価格帯メニューに注力する傾向にある。
  • 米マクドナルドは、お買い得なセットや低価格のメニューを減らし、ファミリー向けの大型セットメニューを前面に押し出している。
  • また、ウェンディーズの「Made to Crave」のように、高級路線のハンバーガーや、ハンバーガー以外の料理を展開するチェーンもある。

ロイター通信(Reuters)によると、大手ファストフード各社はパンデミック期間中にピザやハンバーガー、チキンなどの需要が急増したため、セールや割引、格安のメニューを減らしたという。

報道によると、大手ファストフードチェーンでは、通常5ドル(約555円)以下の「バリューミール(ハンバーガーにフライドポテトとドリンクを付けたセットメニュー)」を減らし、その代わりにより大型のセットメニューや、より高価なメニューを前面に押し出しているという。

BTIGのアナリスト、ピーター・サレー(Peter Saleh)は、ロイター通信に対し、「バリューメニューは利益をもたらすものではない」と述べた。

「それらは、人々に来店を促すように設計されたものだ」

しかし、利益の少ない低価格商品を削減し、利益率の高い商品に顧客を誘導するのは目新しいことではない。Insiderが以前報じたように、近年、ダラー・メニュー(Dollar menu:1ドルのメニュー)は姿を消しつつあり、マクドナルド(McDonald's)は2013年に同社の象徴的な「ダラー・メニュー」を廃止した

さらにパンデミックで食材のコストが高騰し、一部のレストランではすべてのメニューを作るためのスタッフを十分に確保することに苦労したためにこの傾向は加速した。

例えば、マクドナルドは、パンデミックの期間、「リトル・マック」や「ダブル・ビッグ・マック」、「チキンテンダー」、「サラダ」など、収益性の低いメニューの提供を取りやめた。また、ロイター通信が報じたところによると、2018年以降、安価な1ドル、2ドル、3ドルのメニューを3分の1まで減らし、代わりに6ドル(約666円)の「トラヴィス・スコット(Travis Scott)・ミール」や、10ドル(約1111円)の「BTSミール」など、ラッパーや韓国人アイドルなど人気のセレブリティとの高価なコラボレーションメニューを展開してきた。

マクドナルドはInsiderに対し、1ドル、2ドル、3ドルのメニューを進化させて、地域の需要に基づいてフランチャイズ店により多くの選択肢を与えており、全米共通のお得なメニューも定期的に見直していると述べた。また、有名人のお気に入りメニューを紹介するプロモーション「Famous Orders(フェイマス・オーダー)」は、新しい顧客に同社の商品を知ってもらうために企画されたものだと述べている。

他のチェーン店では、割引率を下げているところもある。ドミノ・ピザ(Domino's Pizza)は4月の決算説明会で、売り上げが好調なため、オンラインでピザを半額で販売する「ブースト・ウィーク(Boost Week)」のような積極的なプロモーションは見合わせていると述べた。

また、ロイター通信によると、KFCは2020年にセットメニューの「$5 Fill Up(5ドルでいっぱい)」の販売を中止し、その代わりに30ドル(約3330円)のファミリー向けのセットメニューの販売を始めた。

この記事の続きは有料会員になるとお読みいただけます。

月額プランで1週間あたりおよそ138円

※ 実際のお支払いは週単位ではなく月単位(550円)となります

有料会員に登録する
※ いつでもマイページから解約可能です。
ログインして続きを読む
  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • LinkedIn
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …

あわせて読みたい

新着記事

Popular