スコットランドの古い村、ロウワーズの景色。
Goldcrest Land and Property Group.
- イギリス・スコットランド、パースシャーにある「ロウワーズの古い村」が12万5000ポンドで売り出されている。
- この村には、不思議な予言をすることで知られた女性の幽霊が出ると言われている。
- この不動産にはプライベートビーチ、湖での漁業権、原生林などが含まれている。
スコットランドにある幽霊が出るという古い村の廃墟が、わずか12万5千ポンド(約2000万円)で売り出されている。
「ロウワーズの古い村(The Old Village of Lawers)」は、パースシャーのテイ湖のほとりに位置する。森林や農地などの不動産を扱うGoldcrest Land and Property Groupによると、敷地面積1.3ヘクタールで、プライベートビーチ、原生林、湖での漁業権が含まれている。
この古い村には、17世紀の廃墟があり、その中には「ロウワーズのレディ」が住んでいた家もある。この女性は今でも幽霊となってこの村に現れると言われている。
「ロウワーズのレディ」は予言をしたことで知られ、「その予言はよく当たり、今でも当てはまる予言もある」と、Goldcrestのパートナーであるジョン・ランバート(Jon Lambert)はInsiderに語っている。
ロウワーズの廃墟。
Goldcrest Land and Property Group.
Goldcrestによると、彼女は村の教会が雷雨で破損することを言い当て、蒸気船ができるずっと前に「煙で動く船」の予言もしていたという。
「ここはとても特別な場所だ。どんな物件もそれぞれに個性的だが、この物件は他の物件よりもっと個性的だろう」とランバートはInsiderに語り、その立地もセールスポイントになっていると付け加えた。
「パースシャーは、スコットランドでも特に魅力的な郡の一つだ。テイ湖は世界でも有数のすばらしい場所で、天気が良ければまさにワールドクラスだ」
「ロウワーズの古い村」はテイ湖のほとりに位置する。
Goldcrest Land and Forestry Group.
Goldcrestによると、1841年の国勢調査では、ロウワーズにはわずか17人しか住んでいないと報告されていた。その後、1891年には7人となり、1926年には完全に放棄された。
「コロナ禍では、飛行機で遠くに行くことに抵抗を感じる人が増え、このような場所がますます貴重になると思う。実際、この小さな楽園は、多くの関心を集めている」とランバートは言う。
「6月25日にこの物件を公開したところ、問い合わせが殺到している」
(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)