トップVCに聞く、2021年最も有望な仮想通貨スタートアップ10社

Insiderは、2021年における最も有望な暗号資産(仮想通貨)スタートアップを、トップのベンチャーキャピタリスト(VC)たちに挙げてもらった。

対象範囲は、非代替性トークン(NFT)から分散型金融まで、幅広く暗号資産業界としている。彼らが実際に投資しており、かつ投資以外の資本関係を持たない先に限定することを条件とした。

各スタートアップの推定総調達額は、PitchBookまたは個別に記載の出典によるものだ。

ソラナ(Solana):より効率的なブロックチェーンのネットワークを開発

ソラナ

ソラナ 共同創設者:アナトリー・ヤコベンコ

https://medium.com/@anatolyyakovenko

総資金調達額:4億3500万ドル(約478億円)

概要:イーサリアム(Ethereum)のような主力ブロックチェーンよりも高速かつ効率的に設計されたブロックチェーン

見通し:イーサリアムのマイニング過程における電力消費の高さが問題視されるなか、ソラナはより省エネの選択肢となっている。さらにソラナは、取引をより高速で処理できるとしている。ブロックチェア(Blockchair)の情報によると、イーサリアムが1秒あたり14取引を処理するのに対し、ソラナは1秒あたり1000取引を処理できるという。

ソラナは、プラットフォーム開発を目指す「新たなレベルの暗号資産開発者を惹きつけている」と、VCのギャリー・タンは述べる。

さらに、トップクラスの投資家の関心も引いている。アンドリーセン・ホロウィッツがリード投資家を務めた直近の資金調達ラウンドでは、31億ドル(約341億円)を調達した。この金額は、PI(収益性指標)の値に1億ドル(約110億円)を掛けて算出された。

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