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パンデミックで「大切なものは何か」を考えた…仕事を辞めた人々の証言

悩む男性

離職率は過去20年で最も高くなっている。

shironosov/Getty Images

  • パンデミックによって多くの人々が、自己実現や仕事の満足度を再評価している。
  • 考えを変え、新たに優先することにしたものを求めて退職する人もいる。
  • 仕事と生活のバランスを求めて起業したり、他国へ移住するために辞めたと言う人もいる。

パンデミック発生時、ローレン・グッド(Lauren Good)さんは医療管理の分野で働いており、約10年のキャリアがあった。当時、グッドさんには9カ月の娘がおり、仕事と並行して新米ママとして奮闘していた。

「周りで多くの人が命を落としたり、大切な人や仕事を失ったりするのを見て、それで物事を大局的に見るようになった」と彼女はInsiderに語った。

「『なぜ、サポートしてくれないような職場のために身を粉にして働いているの?』と自分に問いかけた」

そして、9月に退職した。5カ月後、産前産後の健康アドバイザーになり、自身の妊娠後には職場が一切してくれなかったと言う、母親へのサポートを提供している。

グッドさんはパンデミックの中で自らの人生を見つめ直し、仕事を辞めると決めた、「思い付きで退職した人(epiphany quitters)」の1人だとも言える。Insiderは、新たな優先事項を求めて2020年に仕事を辞めたという9人に話を聞いた。次の仕事も決まらぬまま辞めたという人が数人。起業した人、他国へ移住した人、早期退職した人もいる。

パンデミック下の雇用状況は、多くの人に退職を思いとどまらせた。仕事が見つからないかもしれないからだ。だが雇用が増加している今、勝負に出る勇気を見せる労働者も多い。アメリカでは4月、400万人が退職した。これは20年振りの多さだ。

「労働者はついにうんざりし、もう終わりだと言っている」とカリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)の賃金・雇用力学センター(Center on Wage and Employment Dynamics)のシルビア・アレグレット(Sylvia Allegretto)は述べた。

「終わらぬ試練」に背を向け、大きなチャンスを探す

燃え尽き症候群が広まり、仕事と私生活の境界線が薄れたことによって、起業へと駆り立てられた人もいる。この1年で奪われた仕事をコントロールする力を取り戻すためだ。

ジェン・リーブス(Jen Reeves)さんもその1人だ。2020年夏、ミズーリ大学でコミュニケーションの仕事をしていた時、副業でコンサルティング会社を始めた。パンデミックで仕事量が増えたことで —— リーブスさんはこれを「終わらぬ試練(constant fire)」と表現した —— 10月に退職し、副業を本業にせざるを得なくなった。

前職では「すべてが常に急ぎの仕事だった」と彼女は述べた。

「パンデミックがポジティブなことをもたらしてくれたと思うと妙だけれど、実際、やりたいことを始めるに至った、最後のひと押しだったと思う」

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