- ヨークシャーテリアのミックス犬「サージェント・ペパー」は2014年、アメリカのフロリダ州の自宅から姿を消した。
- それから7年後、ミシガン州イートン郡の動物管理センターがサージェント・ペパーを発見した。
- サージェント・ペパーと飼い主は、ミシガン州で再会を果たした。
7年間、"盗まれた"と報告されていた犬が飼い主と再会を果たした。
ミシガン州イートン郡の動物管理センターは、ヨークシャーテリアのミックス犬「サージェント・ペパー」は2014年、6歳の時にフロリダ州の自宅から姿を消したとFacebookで発表した。
飼い主はのちに、コミュニティサイト「クレイグリスト(Craigslist)」でサージェント・ペパーを「発見した」との投稿を見つけたが、残念なことに、サージェント・ペパーは「すでに本当の飼い主ではない別の人間によって所有されていた」と、動物管理センターは明かした。
警察にも届け出があり、マイクロチップ会社もサージェント・ペパーの状況を"盗まれた"としていたにもかかわらず、サージェント・ペパーは行方不明のままだったという。
ほとんど情報がないまま7年が経ったが、ここへきて動きがあった。6月26日、自宅から1600キロ以上離れたミシガン州シャーロットにあるイートン郡動物管理センターがサージェント・ペパーを発見したのだ。
動物管理センターのスタッフが飼い主に連絡すると、飼い主は愛犬と再会するために、フロリダ州からミシガン州までの飛行機を予約した。
「サージェント・ペパーがどのような道のりを歩んできたのか、わたしたちは全てを把握しているわけではありませんが、どうやってミシガン州にやって来たかは分かりました」と動物管理センターは発表した。
「サージェント・ペパーはここ5年間、ある家族と一緒に暮らしていました。彼らはサージェント・ペパーがマイクロチップを付けていることや、そのステータスが"盗まれた"になっていることを知りませんでした」
動物管理センターは、サージェント・ペパーのマイクロチップの連絡先 —— 直近では2020年2月に更新されていた —— を頼りにしていたため、飼い主にサージェント・ペパーが見つかったと「数分以内に」連絡することができたという。
「この驚くべきストーリーは、ペットにマイクロチップを装着し、常に最新の連絡先を登録しておくことの重要性を示しています」
イートン郡動物管理センターは、サージェント・ペパーのストーリーが「全ての犬のマイクロチップをスキャンすることがいかに重要か」を示していると強調した。
「大半の獣医師や動物保護施設がこのサービスを無料でやっています。新しい犬を家族に迎えたら、念のためマイクロチップをスキャンするというのも良いアイデアです。ペットの経歴によく分からない部分があるなら、なおさらです」
[原文:A Florida dog was found more than 1,000 miles away in Michigan 7 years after he went missing]
(翻訳、編集:山口佳美)