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「スポティファイを作ったのはアーティストのためではない」元幹部が発言

スポティファイ、テイラー・スウィフト

2015年に行った「ザ・1989・ワールド・ツアー」でのテイラー・スウィフト。

Feature China/Barcroft Media via Getty Images

  • スポティファイは音楽を配信するために設計されたものであり、アーティストにお金を払うためのものではなかったと元幹部が語った。
  • 「テイラー・スウィフトは、1再生あたり0.00001ドルもいらないと思う」と、アンダーソンは歌手のアシュリー・ジャナに語った。
  • Apple Musicの平均ロイヤリティは1再生あたり0.01ドルだが、スポティファイでは約250回再生されないと1ドルに達しない

スウェーデン発の音楽ストリーミングサービス、スポティファイ(Spotify)の構築に貢献した前幹部が、スポティファイはアーティストにお金を支払うために設計したのではないと述べた。

「スポティファイは問題解決のために作られた」と、About.comの共同創業者でもあるジム・アンダーソン(Jim Anderson)が、ニューヨークで行われた2019年の音楽業界のカンファレンスで語ったことが、先日公開された音声でわかった。

「問題は、著作権侵害と配信にあった。問題はアーティストの音楽を世に出すことで、お金を払うことではなかった」

スポティファイの元幹部が、先週の音楽カンファレンスで、この部分を声を大にして語った。彼らはアーティストが儲かるかどうかは気にしていない。それが彼らがプラットフォームを作った理由ではないからだ。

Digital Music Newsによると、アンダーソンのコメントはシンガーソングライターのアシュリー・ジャナ(Ashley Jana)が録音したもので、ジャナは音楽業界からの報復を恐れて、この音声を発表していなかった。

現在、公となったこのコメントは、スポティファイに対して、ロイヤリティや再生回数ごとの支払い額の増加を求める動きが高まっていることを受けたものだ。「アーティストは本当にお金がない」と、 ジャナは2019年のイベントでアンダーソンに言った。

「私たちは、音楽ストリーミングでお金を稼いでいない」

アンダーソンは、長いこと新しいミュージシャンを擁護しているテイラー・スウィフト(Taylor Swift)を例に挙げ、ストリーミングでのロイヤリティの増加は必要ないと語った。

スウィフトは、「音楽は無料であるべきではない」と主張したエッセイを2014年にウォール・ストリート・ジャーナルに寄稿して以来、音楽ストリーミング業界の変革を提唱してきた。同じ年、スウィフトはアルバム『1989』をスポティファイから引き上げた。

そして近年強まってきた圧力によって、スポティファイの創業者でCEOのダニエル・エク(Daniel Ek)は、音楽ストリーミング業界の複雑な経済事情に光を当てるために「Loud and Clear 構想」を発表した。

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