左がエディンバラの「リボン・ホテル」。
Jeff J Mitchell/Getty Images/Insider
- エディンバラの高級ホテルが、あの絵文字に例えられている。
- ブロンズ製のカールした外観は、「コイル状のリボン」をイメージしたと設計を担当した建築会社は語っている。
- 絵文字のように「目」をつけるようにという請願書も登場している。
スコットランドで最近公開された渦巻き型の高級ホテルに、あの絵文字と比較されるという不名誉な事態が発生した。
イギリスのガーディアン(The Guardian)紙によると、完成間近のエディンバラのブロンズ色の「リボン・ホテル(Ribbon Hotel)」は、マリオット・インターナショナル(Marriott International)が展開するラグジュアリーホテルブランド「W」のひとつだ。このホテルは、ショッピングモール、映画館、高級マンションなどを含む、スコットランドの首都での8億ドル(約879億円)規模の開発の一部であると同紙は報じている。
このホテルを設計したイギリスの建築事務所Jestico + Whiles社は、自社のウェブサイトで、「『コイル状のリボンの束』としてデザインし、自由で大胆な建物を生み出した」と述べている。
2021年6月4日、スコットランド、エディンバラで建設中の「リボン・ホテル」。
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しかし、そのカールした形状は、地元の人々の素朴な反応を引き起こした。「ウンコの絵文字」を連想させるため、絵文字のような「目」をこの建物につけてほしいという嘆願書には、2021年7月8日の時点で1100人以上の署名が集まっている。
この嘆願書は、「ウンコ」を意味するスラングを使っており、エディンバラ評議会に、「仕事をしている人にとって、目の保養になる」ことを求めている。
また、嘆願書にはスコットランドの一部で使われている言語のスコッツ語で書かれたコピー、「もし我々が目にすることになるのであれば、エンターテインメントにするべきである」が記されている。
ツイッター(Twitter)でも「@TurdHotel(ウンコホテル)」というアカウントが登場し、2300人以上のフォロワーがいる。
スコットランドの新聞『ヘラルド(The Herald)』 によると、少し穏当な表現では、エディンバラで古くから作られていた円錐形のチョコレートにちなみ、「クルミ・ホイップ(Walnut Whip)」とも呼ばれているという。
Insiderはマリオットホテルにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
[原文:An upscale hotel in Scotland is being mocked for resembling the poop emoji]
(翻訳:大場真由子、編集:Toshihiko Inoue)