ダイエットにはエアロバイクよりもウェイトトレーニングがおすすめ

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Getty Images

  • ウェイトリフティングは体を筋肉隆々にしてしまうという説があるが、脂肪を燃焼させるには最適な方法だ。
  • デッドリフトやスクワットなどの多関節運動は、全身を鍛えることができ、新陳代謝も活発になる。
  • パーソナルトレーナーは、何時間もの有酸素運動の代わりにウェイトリフティングをルーティンに加えることを推奨している。

脂肪を燃焼させたいなら、エアロバイクの代わりにウェイトトレーニングを取り入れよう。

トレーナーによると、筋力トレーニングは有酸素運動を単独で行うよりも効率的に運動能力を高めることができるという(筋力トレーニングは自動的に筋肉を肥大させるわけではない)。

ウェイトトレーンングは、全身を鍛え、カロリー消費と筋肉を鍛えることを同時に行うことができる。体型を変えたい、痩せたい、強くなりたいと思っている人はウェイトトレーンングから始めるといいだろう。

最良の結果を得るためには、多関節運動(コンパウンド種目)を中心に、ゆっくりと着実な進歩を目指し、新しい習慣をサポートするように食生活にも留意しよう。

ウェイトトレーニングは、複数の筋肉を一度に鍛え、カロリー消費を最大化できる

ウェイトリフティング、特にダンベル、バーベル、ケトルベルなどのフリーウェイトを使ったトレーニングの利点は、全身を鍛えられることだ。

重いウエイトを持ち上げて保持することで、腕だけでなく脚、背中、体幹などが鍛えられる。TSフィットネス(TS Fitness)の創業者兼CEOであるノアム・タミア(Noam Tamir)は、これらの筋肉群を同時に使用することで大きなカロリー消費につながると、以前Insiderに語っている

デッドリフト(主に背中や下半身を鍛える種目)、スクワット、プレス、オリンピックの重量挙げ(クリーン&ジャーク、スナッチ)などの種目は、大臀筋やハムストリング(太ももの裏側にある筋肉群)などの大きな筋肉を使うため、特に効率的だ。

筋肉を増やすことで代謝が上がる

有酸素運動が運動中のカロリー消費量を上げることは事実だが、ウェイトリフティングはジムでの運動が終わった後もその効果が続く。

「有酸素運動はやめた途端にカロリーの消費が止まってしまう」とパーソナルトレーナーで重量挙げ競技の選手、サラ・カー(Sarah Carr)は以前Insiderに話している

「ウェイトリフティングでは運動を止めた後に体が回復を始め、長時間にわたってカロリーを消費し続ける」

そして、新しい筋肉組織を作ることに体がウェイトトレーニングに順応すると、代謝がさらに上がる可能性がある。

専門家は、ゆっくりと体重を減らすことを推奨している。それによって筋肉を成長させ、維持し、新陳代謝を活発にすることができるからだ。また、ゆっくりとした減量はその効果を長期的に持続させることができる。

良い食習慣が脂肪を減らす

ジムでどんなトレーニングをしていても、脂肪燃焼にはカロリー不足を維持すること、つまり食べた分以上のエネルギーを使うことが必要だ。ほとんどの人にとって、食習慣を変えずにそれを実現するのは難しいだろう。

また、疲労回復のための栄養補給も必要だ。

筋肉を維持しながら体脂肪を落とすためには、果物や野菜のような栄養価の高い低カロリー食品をより多く食べ、タンパク質を多く摂りカロリー摂取を少しでも減らすことを栄養士は勧めている好きな食べ物を断つ必要はないが(逆効果になるかもしれない)、甘いものやアルコールはほどほどにしておくことも大切だ。

[原文:Cut down on cardio and spend more time on weights to burn fat faster, trainers say

(翻訳:大場真由子、編集:Toshihiko Inoue)

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