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「人間と一緒に湖で涼むクマの一家」は気候変動の恐ろしさを示している

クマ

Nicholas Hunter/Shutterstock

  • アメリカのタホ湖では7月中旬、観光客らのすぐ近くで泳ぐクマの一家の姿が目撃された。
  • この動画は、気候変動の影響の危険性がいかに高まっているかを示すものだ。
  • 温暖化によって異常気象はますます増加していて、それから逃れようとしているのは人間だけではない。

浜辺で遊ぶ人間たちのすぐ近くをクマの一家がトボトボとまっすぐタホ湖に向かって歩いて行く動画は、かわいらしく見えるかもしれないが、実は恐ろしい話だ。

湖へ遊びに来ていた近くに住むヘザー・ブラマーさんが7月11日に撮影したこの動画は、3匹の子どもを連れた大きなクマが人間のすぐ近くを歩いて行く様子を捉えていた。どうやらクマの一家は湖へ涼みに来たようだ。タホ湖周辺のこの日の最高気温は華氏91度(摂氏約33度)に達した。この地域は記録的な熱波に見舞われていた。

しぶきを跳ね上げたり、湖の中で互いにじゃれ合うクマの一家はかわいらしく見えるかもしれないが、クマは人間にとって潜在的に危険な野生動物であり、特に子どもを連れている時は絶対に近付くべきではない。

保全生物学者のイモーゲン・カンチェラーレ(Imogen Cancellare)氏は、子連れの母クマに近付き過ぎる危険性についてツイートしている

「子連れのクロクマはものすごく攻撃的になる可能性があり、(母クマが)何を許し、何を許さないかは必ずしも明確ではない」とカンチェラーレ氏は指摘した。

「彼女が誰かを傷つければ、州は彼女を安楽死させるだろう。そうすれば、子どもたちは餓死するか(捕獲されて)一生をケージの中で過ごすか、だ」

そして、これは人間とクマだけの問題でもない。世界自然保護会議(WCC)によると、動物たちの分布パターンの変化や人間の土地使用の変化、予測不可能な気象イベントがこうした問題をさらに悪化させそうだ。

温暖化によって異常気象はますます増加していて、それから逃れようとしているのは人間だけではない。気候難民はさまざまな形と規模で発生している。ロシアでは、生息地の氷床が溶けるにつれ、シロクマが食べ物を求めて町に入り込んでいる。オーストラリアでは、大規模な山火事で負傷したり、驚いた動物たちが住宅街に飛び出してきた。干ばつに見舞われたジンバブエでは、食べ物や水を求めるゾウが付近の町や村を襲撃した。

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