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アメリカ人の「親しい友人の数」はこれまでになく少ない —— 最新調査

孤独

Digital Vision/ Getty Images

  • アメリカ人は今、親しい友人の数が減り、親友がいる人の割合も減っていることが最新の調査で分かった。
  • 親しい友人が10人以上いると答えた人は13%しかいなかった。1990年の調査では33%だった。
  • 政治的な意見の不一致やパンデミックの影響で友情が終わったケースもあるという。

最新調査によると、アメリカ人は"孤独の危機"に直面している。

調査を実施したSurvey Center on American Lifeでは、18歳以上のアメリカ人2000人以上に話を聞いた。その結果、多くの人々が自身の人付き合いの輪が衰退していると答えた。新型コロナウイルスのパンデミック中は特に、だ。

自身の友人グループには、親しい友人が10人以上いると答えた人は13%しかいなかった。アメリカ人の約3人に1人が、親しい友人が10人以上いると答えた1990年のギャラップ(Gallup)の調査結果とは対照的だ。

それだけではない。今から約30年前のこの調査では、回答者1226人のうち75%が「親友がいる」と答えた。この数字も最新の調査では59%に低下している。

友情関係はパンデミックでさらに困難になった。回答者2019人のうち半数近くがこの1年で「少なくとも2、3人の友人と連絡を取らなくなった」と答え、約10人に1人は「大半の友人と連絡を取らなくなった」と答えた。

そして、友情が終わった主な理由の1つに"政治"があるようだ。回答者のうち、民主党支持者の20%、共和党支持者の10%が「政治的な意見の不一致で友情が終わった」と答えた。"政治"が理由で友情が終わったと答えた300人のうち22%は、トランプ前大統領が理由だとした。

ただ、将来に全く希望が持てないわけでもない。回答者の約半数は、コロナ禍でもこの1年で少なくとも1人は新しい友人ができたと答えている。

「新型コロナウイルスのパンデミックは友情関係を衰退させた最も明らかな原因ですが、より幅広い構造的な力がより重要な役割を果たしているかもしれません」と調査結果をまとめたダニエル・コックス(Daniel Cox)氏は書いている。

コックス氏はアメリカ人の人付き合いの輪が衰退した主な理由を3つ挙げている。まず第一に、結婚するタイミングが遅れ、より「地理的に動ける」ようになったことで、さらなる孤立や孤独につながったと、コックス氏は指摘する。同氏はまた、親が自身の子どもとより多くの時間を過ごすようになったことも、友情といった他の人間関係を「追いやった」可能性があるとしている。さらに、人々がより多くの時間を仕事や通勤に費やすことで、友情を維持するのが難しくなっている可能性もあると言う。

「社会生活の優先度を反映して、アメリカ人は今、学校やご近所、教会、既存の友人といった他のどんな場面よりも職場で友人を作っているのでしょう」とコックス氏は書いている。

[原文:Americans have fewer friends than ever before, according to a new poll

(翻訳、編集:山口佳美)

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