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土用の丑の日に知っておきたい、ウナギ完全養殖への道。絶滅危惧種を救えるか?

スーパー

丑の日が近づくと、スーパーにはウナギが並ぶ。

撮影:三ツ村崇志

7月28日は土用の丑の日。江戸時代からウナギを食べる風習が続いてきた。しかし近年、その風習の存続が危ぶまれている。

ニホンウナギをはじめとするウナギ類は、今や絶滅危惧種に指定されるほど資源量の減少が危惧されている。完全養殖して食べる分だけ育てようにも、人工飼育下でウナギを産卵させ、卵から成魚になるまで飼育することは非常に難しい。

ウナギの未来はどうなるのか。ウナギの完全養殖などの研究に取り組む、水産研究・教育機構の風藤行紀氏に話を聞いた。

ウナギはパンダと同じくらい絶滅の危機?

ニホンウナギ

未だ本質的な養殖が実現していないニホンウナギ。その絶滅の進捗は?

Shutterstock.com/kazoka

ニホンウナギは、2014年に「近い将来、野生での絶滅の危険性が高い」とされる「絶滅危惧1B種」として国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに掲載された。絶滅危惧1B種は、複数ある絶滅危惧種のランクの中でも、ラッコやトキ、ジャイアントパンダなどと同じ2番目に危機度の高いランクだ。

なお、日本へ輸入されるウナギのなかでもヨーロッパウナギは絶滅危惧1A種であり、ニホンウナギよりもさらに絶滅危惧のランクが高い。

ウナギは国内で供給されるものにしろ、海外から輸入されるものにしろ、基本的に「養殖」されたものが供給されている。

人の手で育てられた養殖ウナギを食べる分には、絶滅の恐れは少ないようにも感じられる。

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