「好きなことだけを仕事にして生きていきたい」。独立後、収入に困らないために準備しておくべきこと

「好きなこと、やりたいことだけを仕事にして生きていきたい」

転職エージェントという立場でビジネスパーソンの皆さんとお話ししていると、そんな声をよくお聴きします。

おそらく、「やりたいことをする」を実行に移している人たちが世の中には大勢いることを、SNSで目にする機会が増えたからかもしれませんね。

大手企業の終身雇用が崩れていることもあり、20~30代の若手の皆さんからは「いつか起業したい(ベンチャーの経営幹部になりたい)と思っていますが、そのためには今、どんな経験を積むべきでしょうか?」——なんてご相談を受けることもよくあります。

そして、40代くらいの中堅クラスともなると、そのビジョンの実現が現実味を帯びてきます。

ある程度キャリアを積んで自信がつき、自分の強みの活かし方がイメージできた方は、「組織のしがらみから解放されて自由になりたい」「会社の論理に振り回されず、自分の価値観に忠実に仕事をしたい」という思いを強めるのです。

特に、コロナ禍で生活や働き方が一変したのを機に、これからのキャリアや生き方そのものを見つめ直し、新たなステージへの移行を検討している人が多く見られます。

独立起業したのに、やりたいことができないのはなぜか

そこで、次のキャリアの選択肢に挙がるのが「独立起業」です。フリーランスとして「業務委託」で働く、あるいは自分の会社を立ち上げる、などですね。

ところが、そこで立ちはだかるのは「好きなことだけやって食べていけるのか」という問題。

実際、私のもとには「独立起業したもののうまくいかなかったので、もう一度企業で働きたい」といったご相談も寄せられます。

なぜうまくいかなかったのか。お話を伺っていると、原因としては大きく3つのパターンがあるようです。それは何かと言うと……。

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