アマゾン、人事管理ソフトの全社「脱オラクル、ワークデイ移行」を断念。衝撃の契約終了に株価は大幅下落

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人事管理クラウドソフトウェアのワークデイ(Workday)が大きな契約を喪失したことが明らかになった。

Pavel Kapysh/Shutterstock.com

事情に詳しい関係者によると、アマゾンはワークデイ(Workday)の人事管理クラウドソフトウェアを全社展開する計画を中止した。

両社は2017年に提携を発表しているが、それからおよそ3年たった昨年、蜜月関係は終わりを迎えた。

アマゾンとワークデイの提携……アマゾンは2017年、給与計算「ワークデイ・ペイロール(Workday Payroll)」などワークデイの主な人事管理ソフトウェアを購入することで合意し、全社展開を約束。また、ワークデイはその数カ月前、同社のアプリケーションをアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)でホストすることを発表していた。

Insiderの上記報道を受け、ワークデイの株価は7月27日に7%以上下落した。

全社展開計画が失敗に終わったのは、ワークデイの導入以前にアマゾンが使っていたオラクル(Oracle)の業務アプリケーション「ピープルソフト(PeopleSoft)」からのコストフルな移行作業が何年も続いたため、と関係者は語る。

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