テスラ元最高技術責任者の「車載電池リサイクル」ベンチャー、700億円超を調達。アマゾンとも提携済み

J.B.ストローベル

テスラ最高経営責任者(CEO)イーロン・マスクの元右腕で、同社の最高技術責任者(CTO)を務めたJ・B・ストローベル。

Redwood Materials

米電気自動車大手テスラ(Tesla)共同創業者のひとりで、同社の最高技術責任者(CTO)を務めたJ・B・ストローベル率いるスタートアップのレッドウッド・マテリアルズ(Redwood Materials)が、新たな資金調達を発表した。

車載電池のリサイクル技術開発を手がける同社は、米資産運用大手ティー・ロウ・プライスがリードインベスターを務めるシリーズCラウンドで7億ドル(約770億円)を集めた。

今回の資金調達ラウンドに参加したのは、資産管理大手ゴールドマン・サックス・アセットマネジメント、資産運用大手ベイリー・ギフォード、アマゾン創設のベンチャーキャピタル「クライメイト・プレッジ・ファンド」、フィデリティ証券など。

米ネバダ州に本拠を置くレッドウッド・マテリアルズは、電気自動車向け車載電池のサプライチェーンを根底からひっくり返そうとしている。

ストローベルCEOが「リマニュファクチャリング(再製造)」と呼ぶプロセスがコア技術で、廃棄後の電気自動車(EV)用車載電池からリチウムやコバルト、ニッケルなどの貴重な原料を回収し、処理後に再び原料として電池製造に投入する。

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