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このままでは今後80年間に8300万人が命を落とす…CO2排出量増加による気温上昇で

石炭火力発電所では二酸化炭素排出量を捕捉するための機器が使用されている。アメリカ・テキサス州トムスプソンズで。

石炭火力発電所では二酸化炭素排出量を捕捉するための機器が使用されている。アメリカ・テキサス州トムスプソンズで。

REUTERS / Ernest Scheyder

  • 最新の研究で、3.5人のアメリカ人が一生の間に排出する二酸化炭素で、1人の人間が死ぬ可能性があるとわかった。
  • 世界の気温が現在の上昇率で上がり続けた場合、2100年までに8300万人が死ぬと予想されている。
  • これは二酸化炭素による気温の上昇と死者の増加についての初めての研究だ。

二酸化炭素排出による死者を算出した初めての研究で、3.5人のアメリカ人が生涯に排出する二酸化炭素によって、世界の気温が上がり、1人の人間の死に繋がる可能性があるとわかった。

2021年7月29日に科学誌ネイチャー(Natureに掲載された研究では、2020年を基準として、4434メートルトンの二酸化炭素を環境中に排出すると1人の死を招くと算出した。研究を発表したコロンビア大学地球研究所のダニエル・ブレスラー(Daniel Bressler)によると、この量は3.5人のアメリカ人が生涯に排出する量と同じだという。一方、ナイジェリア人で算出すると146.2人が生涯に排出する量とほぼ同じだ。

ブレスラーは地球温暖化が今後80年間で8300万人の死を招くと算出した。インシュアランス・ジャーナル(Insurance Journal)が指摘しているように、この数には地球温暖化による海面上昇、巨大暴風雨、作物の不作や病害に関連した死者は含まれていない。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、地球の気温は産業革命前の時代から約1度上昇している。ブレスラーは2100年までに4.1度上昇すると算出した。

世界の気温に関するブレスラーの予測は、2016年に採択されたパリ協定で設定した、産業革命前のレベルに対して2度の上昇までに抑えるという目標を大きく上回っている。ただし、IPCCは2040年までに1.5度上昇すると予測している

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