コロナワクチン開発者がバービー人形に…女性のSTEM分野進出を願って

Sarah Gilbert

オックスフォード大学のワクチン学の教授、サラ・ギルバート。

John Cairns

  • サラ・ギルバートは、オックスフォード大学とアストラゼネカによるワクチンの共同開発を主導した人物だ。
  • ギルバート教授は、他の5人の女性とともにマテルのバービー人形になった。彼女は他の女性にも刺激を与えたいと考えている。
  • 一般的に、女性やマイノリティはSTEM(科学・技術・工学・数学)分野の職務に就くことが少ない。

オックスフォード大学とアストラゼネカ(AstraZeneca)のワクチン開発を主導したワクチン学者は、自分がバービー人形(Barbie)になったことで、より多くの女性や女の子が、科学の道に進むきっかけになることを望んでいると語っている。

オックスフォード大学のワクチン学教授、サラ・ギルバート(Sarah Gilbert)はコロナウイルスのパンデミック対策に貢献したとして、玩具メーカーのマテル社がバービー人形にした6人の女性のうちの1人だ。

彼女は「私の願いは、私のバービー人形によって、子どもたちが知らないかもしれない職業、例えばワクチンの専門家などを知ってもらうことだ」と述べているが、最初はとても奇妙な感じがしたことを認めている。

「私は、次世代の女の子たちにSTEM分野の仕事を始めてもらうことに情熱を注いでいる。私のバービー人形を見た子どもたちが、科学の分野での仕事が、私たちの周りの世界を助けるためにはどれほど重要なのかを理解してくれることを願っている」

STEMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)を指す。

ギルバート教授は、イギリスのケタリングで生まれた。彼女は過去に、自分のキャリアの初期に経験した疑念について語っており、BBCのポッドキャスト『生命科学(The Life Scientific)』で、ハル大学(University of Hull)での博士課程を退学しそうになったが、「もう一回やってみよう」と決心したと語っている。

ギルバート教授は、イギリスのケタリングで生まれた。彼女はBBCのポッドキャスト『生命科学(The Life Scientific)』で、自分のキャリアの初期に経験したことについて語っており、ハル大学(University of Hull)での博士課程を退学しそうになったが、「もう一回やってみよう」と決心したという。

彼女は1990年代半ばにオックスフォード大学でマラリアの研究に従事した後、インフルエンザ・ワクチンの開発で重要な役割を果たした。また、エボラウイルスやMERSウイルスのワクチン開発にも携わっている。その後、中国政府が新型コロナウイルスの出現を発表したその日から、新型コロナウイルスのワクチンの開発に取り組み始めた。オックスフォード大学とアストラゼネカのワクチンは、世界170カ国に配布されている。

同僚たちによると、ギルバート教授は、早朝(時には午前4時)から夕方まで働いていたという。

The five dolls Mattel has released to commemorate frontline workers.

マテルが最前線で働く人々を記念してリリースした6つのバービー人形。

Reuters

バービー人形になった他の5人の女性には、世界中の第一線で活躍する人々が含まれている。ジャクリーヌ・ゴエス・デ・ジーザス(Jaqueline Goes de Jesus)教授は、ブラジルの生物医学研究者で、カービー・ホワイト(Kirby White)博士はオーストラリアの医療従事者のために再利用可能なガウンを共同開発した。

カナダのチカ・ステイシー・オリウワ(Chika Stacy Oriuwa)博士は医師であり、スポークン・ワードの詩人であり、社会活動家でもある。また、エイミー・オサリバン(Amy O'Sullivan)とオードリー・クルス(Audrey Cruz)博士はアメリカで医療従事者として活躍している。

マテルのシニア・バイスプレジデント兼バービー人形グローバル責任者、リサ・マックナイト(Lisa McKnight)は、「彼女たちのストーリーを共有することで、彼女たちの努力にスポットライトを当てたかった」とガーディアン(Guardian)に語っている。

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