イーロン・マスク、2020年の報酬は7300億円。リスク志向のCEO報酬体系へ他社も追随

イーロン・マスク

Patrick Pleul - Pool/Getty Images

イーロン・マスクというスターが巨大化し、他のCEOたちを自分の世界に引き込もうとしている。

2021年8月5日にブルームバーグが発表した役員報酬ランキングで、テスラのイーロン・マスクCEOが3年連続でトップになったことが明らかになった。オプション報酬の影響もあって、マスクは2020年に約66億ドル(約7300億円)の報酬を得た。

テスラが野心的な時価総額目標を達成し続けることで、マスクに巨額の報酬をもたらすなか、他社もこれに続いている。2020年にほとんどの業界のCEOが報酬1億ドルの大台を突破したのも、マスクと同様の契約をしていたからだ。

役員報酬に関するコンサルティングを手掛ける米ジョンソン・アソシエイツのマネージングディレクター、アラン・ジョンソンは、「かつては2000万ドルも稼げば、新聞の見出しを飾るに十分な額だった」と語る。

しかしこの5年ほどで、マスクの報酬契約が役員報酬全体に影響を及ぼしていることは明らかだとジョンソンは言う。他の企業も、CEOが野心的な成長目標を達成した場合に桁違いの報酬を与えるという報酬体系を採用し始めているため、CEOの報酬は現在猛烈な勢いで増している。

「彼のこれまでの功績の大きさと、彼が得た価値は、他のすべての人たちに対する保証となっている」とジョンソンは述べている。

マスクの報酬を天文学的な水準に引き上げた契約

マスクは2018年、テスラとの間で報酬に関する前例のない契約を結び、あらゆる人々に衝撃を与えた。

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