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なぜ人は焚き火に惹かれるのか? 心理学が解く「共感高まるコミュニケーション」の秘密【音声付・入山章栄】

今週も、早稲田大学ビジネススクールの入山章栄先生が経営理論を思考の軸にしてイシューを語ります。参考にするのは先生の著書『世界標準の経営理論』。ただし、本連載はこの本がなくても平易に読み通せます。

今回は、早稲田大学ビジネススクールの入山ゼミで取り上げられた海外論文の中から「コミュニケーション」にまつわるとても興味深い論文を紹介していただきます。ビジョンを共有する際にも他者とコラボレーションする際にも、コミュニケーションは重要な要素。より通じ合える意思疎通のあり方とは、いったいどんなカタチなのでしょうか?

【音声版の試聴はこちら】(再生時間:10分28秒)※クリックすると音声が流れます


最も心が通じ合うコミュニケーション手法はどれ?

こんにちは、入山章栄です。

今回は早稲田大学大学院(ビジネススクール)の入山ゼミで読んだ論文の内容をご紹介するシリーズの第4回です。

この連載を初めて読まれた方のために説明しておくと、僕は早稲田大学ビジネススクールで、社会人大学院生たちとのゼミを持っています。彼らの多くは30代を中心にした大手・中堅企業の中堅どころです。僕のゼミでは、ゼミ生が選んだ論文を原文(英語)で読むことになっています。しかしどんな論文でもいいわけではなく、条件が2つあります。

1つは、社会人でもあるゼミ生にとって、自分の仕事やキャリアの課題に示唆を与えるような論文であること。もう1つは、海外のトップ学術誌に掲載された、世界最高峰で最先端の論文であること。海外の優れた経営学の論文を、自分の仕事を前提にしながら読むという「抽象と現実の究極の知の往復」を目指しているわけです。

とはいえ今回の論文は、今までとちょっと毛色が違います。なぜなら今回ゼミ生が選んできたのは、心理学の論文だからです。

世界の経営学の理論は心理学をベースに作られているものも多くあります。結果、トップの経営学者の中には、心理学の学術誌に論文を掲載する人もいるのです。今回の論文は、世界的な心理学のトップ学術誌のひとつである『American Psychologist』に2017年に掲載された、“Voice-Only Communication Enhances Empathic Accuracy”というタイトルの論文です。著者はマイケル・クラウスというイェール大学ビジネススクールの准教授です。

では、最初にいきなりこの論文の主旨をお伝えしてしまいましょう。この論文はさまざまな心理実験などを使って、以下の3つのコミュニケーション手法を比較しています。

(1)視覚(画像や文字など)のみのコミュニケーション

(2)聴覚(声)のみのコミュニケーション

(3)聴覚と視覚を組み合わせたコミュニケーション

これら3のうち、最も効果的なコミュニケーション手法はどれだと思いますか?

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