2021年5月4日、ニューヨーク。
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- 最新の国勢調査のデータによると、アメリカではヒスパニックではない白人の人口が初めて減少した。
- この10年で白人の人口は8.6%減った一方で、黒人の人口は5.6%増えた。
- アジア系の人口も35.5%増えた。
8月12日に公表された国勢調査のデータによると、アメリカでは史上初めて白人の人口が減少した。
国勢調査は1790年に始まった。
最新のデータによると、2010年に2億2360万人だった白人の人口は2020年には2億430万人と、8.6%減少した。ただ、全人口に占める割合が一番多いのが白人グループであることは変わらない。高齢化や少子化も減少に影響した。
次のチャートは、2010年から2020年にかけての人種別の人口の変化をまとめたものだ:
白人以外のそれぞれの人種グループの人口はこの10年で増加している。例えば、黒人の人口は5.6%、マルチレイシャル(複数の人種の血を引く人たち)は276%増加した。これらのデータはアメリカがより"多様な国家"へと向かい続けていることを示している。
[原文:America's white population fell for the first time in US history, 2020 Census data shows]
(翻訳、編集:山口佳美)