シャオミの上場も成功させた! TikTokの若きCEO、周受資氏とは

周受資

周受資氏(2018年6月23日、香港)。

Kin Cheung/AP

  • 周受資(Shou Zi Chew)氏はTikTokの最高経営責任者(CEO)で、親会社であるバイトダンスの最高財務責任者(CFO)でもある。
  • 周氏は39歳で、ハーバード大学のビジネススクールに通い、まだスタートアップだった頃のフェイスブックでインターンをしていた。
  • この若きテック企業の幹部について、知っておくべきことを見ていこう。

世界中で何百万人もの人々に利用されている大人気の動画共有プラットフォーム「TikTok」は2021年5月、新しいCEOを迎えた。前任のケビン・メイヤー(Kevin Mayer)氏が辞任してから8ヵ月後のことだった。

新しいCEOは一体どんな人物なのだろうか?

周受資氏はシンガポール出身の39歳で、TikTokの親会社を巨大IPOに導くのではないかと噂されてきた人物だ。

TikTokのトップを紹介しよう。


周氏は、まだスタートアップだった頃のフェイスブックで働いていた

マーク・ザッカーバーグ

フェイスブックのCEOマーク・ザッカーバーグ氏。写真が撮影された2010年当時、同社はまだ上場していなかった。

Marcio Jose Sanchez/AP

周氏はユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで経済学の学士号を取得した後、MBAを取得するため2010年にハーバード大学のビジネススクールに進んだ。

在学中は「フェイスブックと呼ばれる」スタートアップ企業で働いていたと、ハーバード大学の同窓会のサイトの投稿で同氏は振り返っている。フェイスブックは2012年半ばに上場した。

現在の妻であるビビアン・カオ(Vivian Kao)氏とは、2人がハーバード大学の学生だった頃にEメールを通じて出会った。同校の同窓会ページによると、「互いに相手がこれから言おうとしていることが分かるほど仲の良いカップル」で、子どもが2人いるという。


バイトダンスに加わる前は、シャオミのCFOだった

周受資、雷軍

シャオミの創業者でCEOの雷軍(Lei Jun)氏と。

REUTERS/Bobby Yip

周氏は2015年、アップルと競合する中国のスマートフォン大手シャオミのCFOに就任した。重要な資金調達に貢献し、2018年の上場に導いた。中国国内のテック企業としては史上最大級のIPOとなった。

2019年には、同社の国際事業部門のプレジデントにも就任した。

リンクトイン(LinkedIn)のプロフィールによると、シャオミに加わる前はゴールドマン・サックスでも2年間働いていたという。

ロシアとイスラエルの国籍を持つ資産家ユーリ・ミルナー(Yuri Milner)氏が創業した投資会社DSTでも、5年間働いた。Business ChiefThe Independentが報じたように、周氏がバイトダンスの初期投資家となったチームを率いていたのは、同社に在籍していた2013年のことだ。


現在、TikTokのCEOと親会社バイトダンスのCFOを兼任している

張一鳴

バイトダンスの創業者でCEOの張一鳴(Zhang Yiming)氏。

Zheng Shuai/VCG via Getty Images

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