タリバンが大統領府を占拠した。
AP Photo/Zabi Karimi
- カブールの美容院では女性の写真が塗り潰されている。
- タリバンは8月15日に首都を占領し、アフガニスタンの支配を強固なものにした。
- タリバンが最後にアフガニスタンを支配したとき、女性に顔を隠すことを強制し、学校へ行くことを禁止した。
タリバンが街を支配したことで、早速、カブールの美容院の女性の写真が塗り潰されている。
下の写真は、アフガニスタンのニュースチャンネル「ToloNews TV」の責任者であるLotfullah Najafizadaが共有したものだ。
タリバンは2015年8月15日にカブールに進攻し、大統領官邸を掌握した。
これによって、アメリカ軍によってアフガニスタンから追い出されて20年後、タリバンが再び権力を握ることになった。
女性の画像を塗り潰した理由は公式には確認されていないが、タリバンに忖度したのではないかと思われている。
タリバンが最後にアフガニスタンを支配していたとき、彼らは女性が働くことや学校に通うことを禁じていた。女性は顔を隠さなければならず、そうしないと罰せられた。また、親戚の男性と一緒でなければ、家から出ることもできなかった。
現在、アフガニスタンの多くの女性は、タリバンの支配下で自分がどのような扱いを受けるかを恐れ、自由や権利が失われることを恐れているという。また、政治家や活動家として活躍している女性たちも、報復を恐れている。
カブールでは、タリバンがやってくると聞き、全身を覆うブルカを買う女性もいた。
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)