無料のメールマガジンに登録

平日17時にBusiness Insider Japanのメルマガをお届け。利用規約を確認


今後アメリカの富はミレニアル世代に移行。新時代に向け銀行が取るべき戦略とは

  • この記事はインサイダー・インテリジェンスによる調査レポート「ミレニアル世代の経済状況(The Millennial Financial Health Report)」のプレビュー版。

アメリカの人口のなかで最大の割合を占めるミレニアル世代。近い将来には所得の面でも最大勢力となるため、銀行が現在最も重視している顧客層だ。しかし、この世代の人々の経済状況人々を十把一絡げに捉えていては、彼らの心を掴めないだろう。

「金融リテラシー」「消費習慣」「ブランド・ロイヤルティ」などさまざまな面において、ミレニアル世代に対する誤った理解が広がっている。ミレニアル世代と一括りにされているが、実際には多様な人々がそれぞれ異なる経済的課題を抱えている。銀行は個々のニーズに的確に応えることで、「ミレニアル世代へのサービス提供」というチャンスを最大限に生かせる。

アメリカのミレニアル世代の経済状況を調査

ミレニアル世代が最も多く利用する金融機関は、既存の大手銀行だ。

ミレニアル世代が最も多く利用する金融機関は、既存の大手銀行だ。

Insider Intelligence

アメリカのミレニアル世代の経済状況を把握するため、インサイダー・インテリジェンスは調査を行った。「お金の管理をマスターせよ:学びと計画(Master Your Money: Learn & Plan Survey)」と銘打たれたこの調査は、インサイダー・インテリジェンスによってデザインされ、19~37歳のミレニアル世代2007人のサードバーティ・サンプルを対象に、2019年11月23日から27日にかけてオンラインで実施された。

調査対象者は年齢と性別を軸にアメリカの人口構成比(国勢調査データに基づく)に合わせて抽出された。調査結果はミレニアル世代に関する新たなインサイトを提供している。銀行などの金融サービス企業は、ミレニアル世代を対象とした商品開発や彼らに向けたメッセージを発信する際にこれを役立てられるだろう。

ミレニアル世代は単一のグループではない

ミレニアル世代が抱える負債で最も一般的なのは「クレジットカード」と「学資ローン」。

ミレニアル世代が抱える負債で最も一般的なのは「クレジットカード」と「学資ローン」。

Insider Intelligence

調査データからは、3つの要因がこの世代の経済的安定を阻害していることが分かる。それは「負債」「貯蓄の伸び悩み」「金融教育の不足」だ。ミレニアル世代が抱える負債の大部分は「クレジットカード」「学資ローン」「自動車ローン」に集約される。所得の伸び悩みと重い負債により、彼らは貯蓄が困難になっている。この調査結果とインサイダー・インテリジェンスによる分析は、JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカなどの大手銀行の幹部へのインタビューでも裏付けられている。

ミレニアル世代は3つのサブジェネレーションに分けられる。

ミレニアル世代は3つのサブジェネレーションに分けられる。

Insider Intelligence

実のところ、ミレニアル世代は単一のグループではなく、それぞれに異なる生活習慣、金融ニーズ、行動様式を持つ、3つの「サブジェネレーション」に分けて捉えられる。銀行にとっては、各セグメントの特徴を理解することが重要となる。それにより顧客獲得やサービスに関する戦略を明確化できるようになるからだ。

インサイダー・インテリジェンスによる調査レポート「ミレニアル世代の経済状況」では、銀行や金融サービス企業がミレニアル世代にアピールするためにとるべき戦略を明らかにする。ミレニアル世代を3つのサブジェネレーションに分け、それぞれに特有な金融ニーズや課題を特定。これらに対し金融機関がどう対応すべきかを検討する。ミレニアル世代の顧客をいかに獲得して貯蓄を促す方法を探り、顧客との関係を強化しアドバイザーとして信頼を得るための提言をする。

本レポートで言及される企業:

Acorns, American Express, Apple, Bank of America, BuzzFeed, Capital One, Citi, Citizens Bank, Credit Karma, Digit, Disney, Goldman Sachs, Hulu, JPMorgan Chase, Mint, Navy Federal Credit Union, Netflix, Robinhood, Santander, Sprint, Stash, US Bank, Verizon, Wells Fargo

本レポートのキーポイント:

ミレニアル世代の大多数は、預金が1000ドル以下しかない。

ミレニアル世代の大多数は、預金が1000ドル以下しかない。

Insider Intelligence

  • ミレニアル世代は、アメリカで最も人口の多い世代だと言われている。だが、この世代の消費者が抱える金融ニーズは一様ではない。それぞれのステージにおける異なるニーズについて理解しないと、商機を最大限に活かすことはできない。
  • ミレニアル世代は単一のグループとして扱われることが多いが、さらに細かい年齢層のサブセグメントに分けることができ、それぞれ異なる経済的な課題やニーズを持っている。銀行がミレニアル世代の全ての顧客に的確なサービスを提供するには、それぞれのニーズについて理解する必要がある。
  • ミレニアル世代には、彼ら特有の「経済的な節目」がある。節目ごとに的確なサポートを提供することで、銀行は彼らがまだ若いうちから生涯にわたる関係を築ける。銀行はミレニアル世代を十把一絡げにせず、顧客の行動に基づいて個別にニーズを掴み、それに合わせたアプローチを取らねばなければならない。

本レポートの完全版では:

millennial-financial-health-study-march-2020-1_720x

  • プライマリーデータを使い、ミレニアル世代のサブジェネレーションごとに固有のニーズと課題を明らかにする。
  • ミレニアル世代に向けて的確なサービスを提供するため、銀行が検討すべき戦略を解説する。顧客が貯蓄ツールを利用して経済的な健全性を高められるようにし、サポートを通してロイヤルティ強化を図る。
  • JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカなど、大手金融機関の幹部へのインタビューを掲載し、分析結果を裏付ける、
  • ミレニアル世代にアプローチしたい銀行に対して「顧客獲得」「サービス提供」「貯蓄促進」などに関する提言を行う。
  • この世代にアプローチするため、銀行や金融アプリ企業がとった注目すべき戦略を紹介する。

本レポートの完全版を入手するには:

リサーチストアからレポート完全版をご購入・ダウンロードする。→購入・ダウンロードはこちらから

※購入ページに進みオンライン決済完了後、領収証が発行されます

[原文:THE MILLENNIAL FINANCIAL HEALTH REPORT: How the largest generation is saving and managing their money, and how banks can target products and messaging to reach them

(翻訳・野澤朋代)

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • LinkedIn
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …

Popular

あわせて読みたい

新着記事

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み