中国、「不平等な富」の規制へ…貧困をなくして「共同富裕」を目指す

習近平国家主席

中国共産党で最高の栄誉とされる「七一勲章」の授与式で式辞を述べる習近平国家主席。中国、北京の人民大会堂で。2021年6月29日。

Ding Lin/Xinhua via Getty Images

  • 中国当局は高所得の規制と中流階級の拡大を検討するという。
  • 習近平国家主席は、中国は「共同富裕」に注力すると述べた。
  • 当局は高所得者と起業家に対し、社会への還元を呼び掛けた。

中国国営メディアの新華社によると、習近平国家主席は8月17日、国の「共通の繁栄」を確保するために過剰な富の規制を開始する意向を示したという。この報道は、中国が国内の不平等な富の配分に対して、今後より強い姿勢を取ることを示している。

新華社によると、これは中央財経委員会第10回会議で発表された。この会議には李克強首相、中国人民政治協商会議全国委員会主席の汪洋、各省庁関係者も出席していた。

中国当局は会議で、これまでは一部の人々や地域が先に金持ちになることを認める緩やかな経済政策を取ってきたと述べたという。会議の概要によると、当局はこの会議で、中国の中流階級を拡大し、低所得者の収入を増やすことを約束したという。より平等に富を配分するために「過剰な高所得」の規制も行うとされているが、会議では「過剰な」高所得の定義は明らかになっていない。

Insiderはこの件について中国政府にコメントを求めたが、回答は得られなかった。

中国の過去20年間の成長は目覚ましいもので、2000年に2兆2300億ドル(約245兆円)だったGDPは、2020年には11兆8000億ドル(約1296兆円)へと成長した。2020年はパンデミックにもかかわらず、主要国としては世界で唯一、経済成長を記録した。

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