みずほ銀行は8月20日、勘定系システムでハード障害が発生し、全店舗で窓口での取引が受付・処理できない状態になっていると発表した。
撮影:吉川慧
【UPDATE】みずほ銀行は20日、システム障害が復旧し、全ての取引が可能になったと発表した。障害の原因は、基幹システムと営業店の事務処理端末をつなぐ機器の故障だとした。(8/20 18:00)
【UPDATE】みずほ銀行ではシステム障害で全店舗での窓口取引が受付・処理できない状態になっていたが、海外向けの送金など一部取引を除きほぼ復旧した。(8/20 12:00)
みずほ銀行は8月20日、勘定系システムでハード障害が発生し、全店舗で窓口での取引が受付・処理できない状態になっていると発表した。これにより店頭の窓口での入出金や振り込み、送金手続きができなくなっている。みずほ信託銀行でも同様の障害が発生している。
みずほ銀行は「お客さまに多大なご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申しあげます」と謝罪。ただ、復旧がいつになるのか現時点では不明。復旧のめどは「判明次第速やかにご報告申しあげます」としている。
みずほ銀行によると「ATMやインターネットバンキングなど店頭以外のチャネルは利用可能」としており、入出金や振り込みはATMなど窓口以外の手段で取引をするよう呼びかけている。代替手段によって発生した費用等は、店舗や専用の窓口(0120-324-776)に連絡するよう案内している。
システム障害について案内する張り紙。(2021年8月20日、東京都内)
撮影:吉川慧
みずほ銀行をめぐっては2021年2月〜3月にかけてATMの停止を含む4度のシステム障害が発生。6月に第三者委員会のシステム障害特別調査委員会の調査報告書が公表され、「再発防止に向けた不断の取り組みを継続してまいります」としていた。
(文・吉川慧)