AWS「エンジニア部門のハートであり、魂」ベルSVPが電撃退社。最有力の経営幹部流出でアマゾン社内に動揺

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アマゾンのクラウド部門、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)で最も著名な経営幹部が突然の退社を発表。社内が揺れている。

Sundry Photography/Shutterstock.com

アマゾン在籍23年のベテラン、チャーリー・ベルは、ジェフ・ベゾスから最高経営責任者(CEO)の座を引き継いだアンディ・ジャシーと並ぶ、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の最重要人物のひとり。

8月上旬、ベルの突然の退社が判明し、関係者の間に衝撃が走った。

ベルはジャシーの後任CEOの最有力候補と目され、AWSの核とも言えるユーティリティコンピューティングサービス担当のシニアバイスプレジデントという重責を担っていた。

AWSの関係者2人からの情報によれば、アマゾン経営幹部の間では、ベルの退社は他社の経営幹部に就任するためと考えられている模様だ。

一方の関係者は、ベルが他社のCEOに就任すると言い、もう一方の関係者は、ベルがとある大手テック企業の経営幹部(必ずしもCEOとは限らない)入りすると話す。

本記事の公開時点では、ベル本人もしくはAWSからのコメントは得られていない。

Insiderがベルの元同僚数人に取材したところ、ベルが他社でのトップあるいは幹部就任の道を選んだ理由のひとつは、1カ月あまり前に正式移行が実施されたAWSの経営幹部人事で、ジャシーの後任CEOにアダム・セリプスキーが選ばれたことだろうと口を揃えた。

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