「やっぱり好きな仕事に関わりたい」。異業種転職を目指す人に押さえてほしい2つのポイント【森本千賀子】

今回は、読者の方からのご相談にお答えします。

「メーカーの技術関連職」から「漫画の編集」へと大きなキャリアチェンジの転職を目指す20代の男性。出版社へ応募しているものの、うまくいかないようです。

「狭き門」と言える職種への、未経験からの挑戦。このような転職を実現させるためには、どうすればいいのかをお話しします。

相談

まず「異なる業界・職種への転職」は、難しいことではありません。

転職エージェントサービス「リクルートエージェント」において2009年~2018年度の転職決定者を分析した調査によると、「異業種×異職種」への転職を果たした人は20代前半で5割強、20代後半で4割弱に達しているというデータがあります。チャレンジしてみる価値はあると思います。

年齢別に見たキャリア移行比率

(出所)「2020年中途採用の鍵は『越境採用力』。異業種・異職種への越境転職がスタンダード化」HRpro、2020年3月5日。

ただし、「出版社での漫画の編集職」は、未経験から目指すにはかなりハードルが高いと言えます。一足飛びで就くのは難しいでしょうね。

そこで、「少しずつ近づいていく」プランを立てることをお勧めします。

山に登ろうとする時、いくつもの登山ルートから自分に合うルートを選択するのと同様に、山の頂上にある「漫画の編集職」を目指し、いくつかの登り方を検討してみましょう。ここで特にお伝えしたい2つのポイントをお話ししますね。

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