2021年9月1日、ニューヨーク。
David Dee Delgado/Getty Images
- 8月29日にアメリカ南部ルイジアナ州に上陸し、壊滅的な被害をもたらした大型ハリケーン「アイダ」の名残が9月1日、中部大西洋沿岸地域や北東部を通過した。
- ニューヨーク州とニュージャージー州では、当局が自宅にとどまるよう人々に警告するとともに、非常事態宣言が出された。
- ニューヨーク市では鉄砲水で車が水没し、大規模な停電も発生している。
ニュージャージでは、竜巻が郊外を通過する様子を動画が捉えていた
ニューヨーク市では、家の中に勢いよく水が流れ込んでくる様子を動画が捉えていた
ニューヨーク市が緊急でない自動車の移動を全面的に禁止した一方で、大量の水が地下鉄に流れ込む様子を捉えた動画も投稿されている
ニューヨーク市は、全ての一般道および高速道路の緊急でない自動車の移動を現地時間9月2日午前5時まで禁止した。
ただ、ツイッターでは、地下鉄の駅に大量の水が勢いよく流れ込む様子を捉えた動画が共有されている。
ニュージャージー州パセーイクでは、70歳の男性が洪水で流され死亡した
ニュージャージー州パセーイクでは、少なくとも1人(70歳の男性)が洪水で死亡したと、市長がCBSに語った。当局は、他に犠牲者がいないか、捜索活動を実施している。
ニューヨークのブルックリンでは1ブロック丸ごと冠水し、自動車が水没する様子を動画が捉えていた
ニューヨークのクイーンズでは、洪水で浮いた自動車が通りを埋め尽くしていた
ひざの高さまで水が入ってきたニューヨーク市のバスの車内では、乗客が座席の上に立っていた
ニューヨーク州とニュージャージー州は非常事態を宣言した
大雨の影響で鉄砲水に襲われたニューヨーク市のデブラシオ市長は1日夜、非常事態宣言を出した。
「わたしたちは今夜、記録的な大雨、猛烈な洪水、道路の危険な状態を伴う歴史的な気象現象に苦しめられています」とデブラシオ市長はツイートした。
「外出を考えている人は、止めてください。地下鉄には近づかないように。道路の使用も控えてください。洪水の中を運転しないでください」
デブラシオ市長は5300世帯が停電しているとも述べた。
ニューヨーク州のホークル知事も非常事態を宣言し、人々に「道路の使用は控え、あらゆる不要な移動を避けてください」と呼びかけた。
ニュージャージ州のマーフィー知事も、広範囲に及ぶ洪水や州全域に及んだ嵐の被害を受け、非常事態宣言を出した。
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(翻訳、編集:山口佳美)