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WHOが注視する「ミュー株」とは…免疫を回避できる可能性も

新型コロナウイルスの変異株「ミュー株」は、アメリカの50州のうち48州で確認されている。

新型コロナウイルスの変異株「ミュー株」は、アメリカの50州のうち48州で確認されている。

Reuters

  • 世界保健機関(WHO)は、「ミュー株」と呼ばれる新型コロナウイルスの変異株を追跡している。
  • 「B.1.621」系統として知られるミュー株は、コロンビアで最初に確認され、その後39カ国に広がった。
  • WHOによると、ミュー株はワクチンの免疫を回避できる「一連の変異」を持っているという。

世界保健機関(WHO)は、ワクチン接種やCOVID-19に罹患することで得た免疫を回避する可能性を持つ新しい変異株を追跡調査中だ。

「B.1.621」系統として知られる「ミュー株」は、2021年1月にコロンビアで最初に確認され、その後、39カ国に広がっている。WHOは2021年8月30日、ミュー株を注目すべき変異株に追加した

WHOはウェブサイトで、ミュー株は免疫回避の潜在的な可能性を示す「一連の変異」を持っていると述べている。WHOはレポートの中で、ミュー株が南アフリカで最初に確認されたベータ株のようにCOVID-19に対する免疫回避能力が高いかどうかは、さらなる研究を待つ必要がある指摘している。

Outbreak.infoによると、ミュー株はアメリカでこれまでに1953件報告されている。本記事公開時点で、ミュー株による感染が確認されていない州は、サウスダコタ州とネブラスカ州の2つだけだ。

(編注:日本では2例のミュー株感染が確認されていると9月1日に厚生労働省が発表した)

「現時点で、アメリカや中南米で懸念が起きているようだが、デルタ株で経験したように、強力な変異株は瞬く間に世界中に広がる可能性がある」と、インペリアル・カレッジ・ロンドンの免疫学の専門家、ダニー・アルトマン(Danny Altmann)はテレグラフに語っている

新型コロナウイルスの変異株は、世界中に大惨事をもたらした。感染力の強いデルタ株はインドで壊滅的な感染拡大を引き起こし、アメリカでも感染者を急増させた

最近の感染者急増で、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、ワクチン接種を完了した人にも屋内でのマスク着用を推奨している。

ニューヨーク・タイムズの感染者追跡サイトによると、アメリカの感染者は1日平均16万6080人で、これまでの総感染者数は3952万7445人だ(2021年9月1日時点)。そして直近14日間の感染者数は18%増加した。

[原文:The WHO is tracking a new COVID-19 variant called Mu that might be able to evade immunity from vaccines and previous infections

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

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