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- イギリスの政府と王室は、エリザベス2世が亡くなったときのための計画を立てている。
- 警察を含めたロンドンの行政サービスは、混乱のために「限界」に達する可能性があるという。
- Politicoが入手したメモには、ロンドンが初めて「満杯」になる可能性があると書かれていた。
エリザベス2世が崩御したら、ロンドンに大勢の人々が押し寄せるため、宿泊施設、医療、警察などあらゆる面で大混乱に陥る可能性があると、漏洩した文書に書かれていた。
Politicoは、王室と政府関係者が女王の崩御にどう対処するかを示す文書を入手した。それによると、当局は近い時期にそれが起こると予想している様子はないという。
メモによると、当局は観光客を含む群衆がロンドンにやってくることで街が混乱することを恐れており、それに対応するための警備活動を検討している。場合によっては、ロンドンが初めて「満杯」になる可能性があるという。
それはメモが予想する最悪のシナリオで、何十万人もの人々がロンドンに行こうとしたときのことだとPoliticoは報じた。
そうなった場合は「宿泊施設、道路、公共交通機関、食料、警察、医療など基本的なサービスが限界に達する」可能性があるとメモに書かれていたとPoliticoは伝えている。
また、国防省や諜報機関も、テロの脅威に備えて厳戒態勢を敷くことになるとメモには書かれていた。群衆をコントロールするための警官が足りなくなるかもしれないとも述べているという。
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)