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この冬はインフルエンザにも要注意…平年の3倍の患者が医療資源を圧迫する可能性

インフルエンザの予防接種をする医療従事者。ワシントン州シアトルで。

インフルエンザの予防接種をする医療従事者。ワシントン州シアトルで。

Ted S. Warren/AP Photo

NBCニュースによると、ある公衆衛生の専門家チームは、2021年のインフルエンザは平年の3倍の入院患者が発生する可能性があり、新型コロナウイルスのパンデミックに加えて医療システムにさらに負担をかけると予測しているという。

アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は、2010年以降、毎年アメリカ国内で930万から4500万人がインフルエンザに罹患していると推定しており、最新の推定では年間平均で20万人以上がインフルエンザによって入院しているとしている。

2020-2021年の冬は、多くの公衆衛生関係者はインフルエンザによる入院に加え、重度の新型コロナウイルス感染症が発生するという「ツインデミック(twindemic)」を予想していたが、インフルエンザシーズンのピークである2020年10月1日から2021年1月30日までにインフルエンザで入院したアメリカ人はわずか155人にとどまった。これに対し、前年の同時期にインフルエンザで入院したのは8633人だった

その後、マスク着用やソーシャルディスタンスなどの新型コロナウイルス対策によって、インフルエンザの患者も減少したことが明らかになった。しかし一方で、2021年には患者数がリバウンドするのではないかと心配する声も出ている。

レーゲンストリーフ研究所(Regenstrief Institute)の公衆衛生情報学部長、ブライアン・ディクソン(Brian Dixon)はニュースサイトのWTHRに「今年は『ツインデミック』になる可能性がかなり高い」と語った。

また、ピッツバーグ大学公衆衛生大学院(University of Pittsburgh Graduate School of Public Health)の研究者たちは、2つの査読前論文で、今季のインフルエンザ患者数は平年に比べて少なくとも20%以上増え、最悪の場合は2倍になる可能性があると推測している。

入院患者数は、例年の3倍にあたる60万人に上る可能性があるという。

ピッツバーグ大学公衆衛生大学院の公衆衛生ダイナミクス研究所(Public Health Dynamics Laboratory)所長のマーク・ロバーツ(Mark Roberts)博士はプレスリリースで、新型コロナウイルスの対策が緩和されると、インフルエンザなどの呼吸器系疾患が再び増えるだろうと述べている。

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