無料のメールマガジンに登録

平日17時にBusiness Insider Japanのメルマガをお届け。利用規約を確認


1日でスマホを見ている時間は平均3時間46分。コロナ前後の消費行動はどう変わったか

  • この記事はインサイダー・インテリジェンスによる調査レポート「アメリカにおけるモバイル機器利用時間 2021(US Time Spent with Mobile 2021)」のプレビュー版。

アメリカでコロナ危機が収束に向かうに従い、パンデミックで新たな習慣を身につけた人々が以前の生活に戻りつつある。コロナで変化した行動様式のひとつに、モバイル機器の利用がある。今年(2021年)、アメリカの18歳以上のユーザーによるモバイル機器の利用時間は、昨年よりも遅いペースではあるものの引き続き増加する見込みで、1日あたりのメディア消費の3分の1近くがモバイル機器経由になる。

リモートワークで自宅にこもっていた人、外に働きに出なければならなかった人、それぞれ事情は違うかもしれないが、この1年間行動様式が変わらなかった人は稀だろう。健康維持のための習慣、娯楽や買い物の方法、学校や仕事のルーチンなどの変化は、メディア・コンテンツの消費方法にも大きな影響を与えている。

コロナ前の予想に反し、大きく伸びたモバイル利用時間

利用時間

モバイル機器の平均利用時間(1日あたり:通話を除く)の推移と予測。赤は成長率。青は1日のメデイア消費時間のうちモバイル経由が占める割合。

Business Insider Intelligence

コロナ前の予想では、モバイル機器の利用時間の伸びは鈍化し、数年以内に横ばいになるとみられていた。しかし、2020年のスマホ、タブレット、フィーチャーフォンを含むモバイル機器の1日あたりの平均利用時間は前年に比べ30分強増えて、2019年11月時点の予測値より約28分多い4時間16分に達した。

2020年にモバイル機器の利用時間は13.8%増えて、2014年以降の年間成長率としては最も高い。予測期間が終わる2023年に向けて、成長率は前年比2%または3%に鈍化する見込みだが、それまでに大きく伸長してきた土台がある。2023年には、18歳以上のユーザーによる1日あたりのモバイル機器利用時間は4時間35分に達する。

2021年には、あらゆるメディアの消費時間の3分の1近く(33.2%)がモバイル機器経由になる見込みだ。2023年末には、その割合は35%にまで上昇する。今年、18歳以上のユーザーによるモバイル機器の1日あたりの平均利用時間は4時間23分。デジタルメディアに費やす7時間59分のうちの54.8%を占める。

スマホ利用時間は昨年まで2年連続で2桁台の伸び

スマホ利用

スマホの平均利用時間(1日あたり)の推移と予測。赤は成長率。青は1日のメデイア消費時間のうちモバイル経由が占める割合。

Business Insider Intelligence

2021年にモバイル機器利用時間の大部分(72.3%)を占めるのはスマホだ。1日あたりのスマホ利用時間は3時間10分。前年比4.6%増と増加率は控えめだが、その前の2020年は2014年以来スマホ利用時間が最も伸びた年で、17.7%と急増している。この数字は、非常に好調だった2019年に続くものであることを考えるとさらに印象的だ。「定額制ビデオ・オン・デマンド(SVOD)」「TikTok」「ポッドキャスト」などの各種コンテンツの急速な成長も貢献して、2019年のスマホ利用時間は前年比で13.5%増加した。こうした急成長を経て、2023年には3~5%という持続可能なペースに落ち着いていく予想だ。

2020年はタブレットにとっても良い年だった。平均利用時間は前年比5.7%増の1時間13分で、2017年以来初めて注目に値する増加となった。タブレットの利用は2020年がピークで、2023年にかけて徐々に減少していくとみられるが、パンデミック前の想定よりも高い水準で推移している。

モバイル機器でのネット利用時間

モバイル機器でのインターネット利用時間の推移と予測。赤はアプリ経由。黒はブラウザー経由。

Business Insider Intelligence

既存ユーザーの利用時間が増えたことが好調の要因

006b0af7f65f7df1cc880907e06013ef_720x

タブレットやスマホの利用時間の増加のほとんどは、新規ユーザーによるものではなく、既存ユーザーの利用が増えたことが要因だ。実際、どちらのタイプのデバイスでも、ユーザー数増加の長期的なパターンに大きな変化はなかった。2019年、18歳以上のスマホユーザーの数は前年に比べ4.1%増えた。2020年の成長率は3.2%とやや鈍化し、2023年には2%を下回る見込みだ。18歳以上のタブレットユーザーの数は、2019年に1.2%、2020年に1.1%増加し、2021年と2022年にはごくわずかに減少するとの予想だ。パンデミック中に目立ったユーザー数の伸びはなかったと言ってよい。

2億1920万人のスマホユーザーが2021年にスマホを利用する時間は平均で1日あたり3時間46分となり、2020年に比べて8分増加する見込みだ。一方、1億3610万人のタブレットユーザーの2021年の1日あたりの平均利用時間は2時間16分で、2020年に比べて2分減少する。タブレットの利用時間は2020年に前年比で7分増加し、2時間18分をわずかに上回った。これは2016年以降で最も高い平均利用時間となる。

本レポートの完全版を入手するには:

リサーチストアからレポート完全版をご購入・ダウンロードする。→購入・ダウンロードはこちらから

※購入ページに進みオンライン決済完了後、領収証が発行されます

[原文:Nearly a third of US media time will be on mobile this year

(翻訳・野澤朋代)

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • LinkedIn
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …

Popular

あわせて読みたい

新着記事

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み