生まれつき前足が前後逆さまの子犬「シギー」、手術を受けて歩き方を学習中

ラットテリア

Ben Hider/WireImage

  • アメリカでは、前足が前後逆さまの状態で生まれたラットテリアが見つかった。
  • オクラホマ州立大学の獣医師らは、前足を正しい位置に戻す手術を実施した。
  • この犬は現在、歩き方を学んでいる。大学によると、担当の獣医師らは「かなり飲み込みが早い」と話しているという。

前足が前後逆さまの状態で生まれたラットテリアの子犬「シギー」は、獣医師による手術を受けて元気を取り戻した。

シギーはテキサス州ダラスで保護された。

オクラホマ州立大学獣医学部のエリック・クラリー(Erik Clary)氏は、実はシギーのひじに問題があったと話している。

「原因は完全には分かっていませんが、こうした患者のひじは早い時期に関節が外れてしまい、その結果、前足の下部が大きく回転し、歩くことができません」とクラリー氏はプレスリリースの中でコメントしている。

「ハイハイができればいい方ですが、非常に不快でしょうし、犬の生活に適していません」

2021年5月、サギーはクラリー氏による「前足の回転をもとに戻すための」矯正手術を受けた。プレスリリースによると、6月下旬までには骨がきちんと治り、ひじの固定も外されたという。

クラリー氏は「その段階で歩き方を教えることがタスクの1つになり、サギーはかなり飲み込みの早い犬であることを証明しました」と述べた上で、サギーが「庭でボールを追いかけるといった子犬が好きな多くのこと」のやり方を学んでいると明かした。

「サギーの進展については、これ以上望めないほど満足しています」とクラリー氏は付け加えた。

ペットの里親探しに詳しいPetfinderによると、何らかの支援を必要とする障害のある子犬はしばしば、高齢のペットや黒い色のペットと同様、"家族に迎えにくい"と考えられているという。Petfinderが保護施設や保護活動を行っている団体を対象に実施した調査では、こうした"家族に迎えにくい"と考えられているペットはそうでないペットに比べて、里親が見つかるまでに最大で4倍の時間がかかることが分かっている。

※編集部より:前足の状態について、一部表現を見直しました(2021年9月15日15:50)。

[原文:A terrier puppy had corrective surgery on her front paws that were upside down. Now she's learning to walk.

(翻訳、編集:山口佳美)

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