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9歳の少年が建てたツリーハウス、エアビーで貸し出し中…収益で慈善活動も

ノースカロライナ州のイーライズ・ツリーハウス(左)とそのデザイナーで9歳のイーライ・シルベスターくん。

ノースカロライナ州のイーライズ・ツリーハウス(左)とそのデザイナーで9歳のイーライ・シルベスター君。

Rachel Sylvester/Airbnb

  • 9歳の少年が、ツリーハウスの一部を設計し、資金調達も担当した。現在、母親がエアビーアンドビーで貸し出している。
  • イーライ・シルベスター君は、6歳のときに工芸品を作成して販売することを始め、その収益でツリーハウスを建てた。
  • 彼は利益を母親と分け合い、自分の分は地元の家庭を援助するために使っている。

完璧なツリーハウスを手に入れることは子どもの究極の夢だが、自分で作る人はほとんどいないだろう。しかし、ノースカロライナ州マーフィーにある「イーライズ・ツリーハウス(Eli's Treehouse)」は、まさにその夢を実現したツリーハウスだ。

現在9歳のイーライ・シルベスター(Eli Sylvester)君は、6歳のとき母親のレイチェル・シルベスター(Rachel Sylvester)さんに「家の敷地にツリーハウスを建てたい」と話した。レイチェルさんは、息子の考えるツリーハウスは「木の上にベニヤ板を数枚置く」程度のものだろうと考えて、学校に通わずホームスクーリングをしている息子に資金作りを勧めたとInsiderに語った。

「このプロジェクトは、彼が数学への理解を高め、物を作り、物を買い、人とコミュニケーションをとることを発展させるためのものでした」と彼女はInsiderに語っている。イーライ君は資金を調達するためにフォトフレームやマグネット、イースターエッグなどのクラフト品を売って、2年間で4800ドル(約52万8000円)を貯めたという。

The terrace of Eli's Treehouse in North Carolina.

イーライズ・ツリーハウスのテラス。

Rachel Sylvester/Airbnb

レイチェルさんは彼の貯めた額はツリーハウスを作るにしては大金だと思ったが、息子から計画を打ち明けられて安心したと振り返る。

「彼は『来年、僕のツリーハウスをエアービーアンドビー(Airbnb)で貸し出したい。でも心配しないで。その儲けは折半にするから』と言いました」

イーライ君は誕生日やクリスマスにも、愛する人たちやサンタさんにお願いをして、プレゼントの代わりにタイルや屋根板、合板など3年間で1万ドル(約110万円)分の材料を手に入れたという。レイチェルさんは、自分も最後に9000ドル(約99万円)をツリーハウスに投資したという。

レイチェルさんによると、イーライ君の父親は造園業を営んでおり、9歳のイーライ君が工具の使い方や小道の作り方を学ぶのを助けてくれたという。そうすることでイーライ君は、木材を測ったり切ったりする作業を請け負っていた業者を手伝うことができた。

2021年に完成したイーライズ・ツリーハウス(Eli's Treehouse)は、2021年5月31日のメモリアルデーに最初の予約が入って以来、21件の予約があったという。

The lounge area in Eli's Treehouse in North Carolina.

イーライズ・ツリーハウスのラウンジエリア。

Rachel Sylvester/Airbnb

エアビーアンドビー(Airbnb)の宿泊施設リストによると、この素朴な隠れ家は1泊150ドル(約1万6500円)からで4人が泊まれ、はしごで登るロフトにはツインベッドが置かれている。機能的なバスルームと、ケトル、ミニ冷蔵庫、コンロのあるキッチンエリア、そしてテレビ、ソファ、薪ストーブを備えたラウンジエリアもある。

このツリーハウスはテラスに面しており、広い敷地内にはジャングルジムやトランポリンがある。特にイーライ君のお気に入りはジップラインだ。

The ladder to one of the attic beds in Eli's Treehouse, North Carolina.

イーライズ・ツリーハウスの室内。右にあるのはロフトに登るためのハシゴ。

Rachel Sylvester/Airbnb

施設の説明によると、シルベスター家は広大な敷地内で9羽のニワトリ、2羽のアヒル、7匹の猫を飼っている。ゲストは焚き火台やバーベキュー施設を利用したり、湖に向かって降りていくこともできる。

「我が家の庭にはスラックライン、トランポリン、ブランコがあり、加えてイーライが作った小道もあります」とレイチェルさんは言う。

The kitchen area in Eli's Treehouse, North Carolina.

イーライズ・ツリーハウスのキッチン。

Rachel Sylvester/Airbnb

レイチェルさんによると、イーライ君は自分の取り分を使い、地域社会のための慈善活動を行っているという。

「彼は2021年11月25日の感謝祭で、10家族に食事を提供するつもりです。彼はすでにお金を手に入れているので、今は提供する家族を決める手続きをしているところです」とレイチェルさんは話す。

「そのあと、彼はゴーカートやゲームセンターで遊べるファンファクトリー(Fun Factory)という場所に、子どもたちを連れて行きたいと言っています。彼は子どもたちに普段できないようなこことをさせてあげたいのです」とレイチェルさんは付け加えた。

レイチェルさんによると、イーライ君は連れて行った子どもたちがウォルマート(Walmart)で20ドルから30ドル(約2200円から3300円)程度の自分の欲しいおもちゃを選べるように貯金をしているという。

The shower and toilet in the bathroom at Eli's Treehouse.

イーライズ・ツリーハウスのシャワーとトイレ。

Rachel Sylvester/Airbnb

レイチェルさんは、「イーライは、自分が 『特別なこと 』をしていると気付いていない」と話す。また彼女は趣味からビジネスになったイーライ君のストーリーが、「ほかの子どもたちの人生の中で、何か大きなことに挑戦するきっかけになればうれしい」と話している。

[原文:A 9-year-old designed his own dream treehouse with a zip line and trampoline, and rents it out on Airbnb

(翻訳:大場真由子、編集:Toshihiko Inoue)

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