日常にある「サステナブル」って何だろう? 編集部員の愛用品を持ち寄ってみた【仕事・生活編】

編集部員が愛用する「サステナブル」グッズ6選【仕事・生活編】

画像:Business Insider Japan

サステナビリティ(持続可能性)は一部の人だけに関わるトピックではない。誰もが身近なところから始めることができ、知らず知らずのうちに実践しているものだ。そこで今回は、10月4日より開催される企業表彰イベント「Beyond Sustainability(ビヨンド・サステナビリティ)2021」にあわせて、Business Insider Japanの記者・編集者が愛用する「サステナブル」グッズを紹介。第1回は「仕事・生活編」。


難民の幸せを願わずにいられないトートバッグ&PCケース

トートバッグとPCケース

軽量・頑丈な素材なので気を使わず普段使いできる。PCケース(写真左)はMacBook Air 13インチがちょうど入るくらいのサイズ。

撮影:常盤亜由子

「頭で理解するだけじゃなく、気持ちが乗らないと続かない」

エシカル消費に関して常々そう思っている私が、ストーリーに心の底から共感してわざわざオランダから購入したものがある。Makers UniteのトートバッグとPCケースだ。

Makers Uniteはアムステルダムを拠点にする団体。移民や難民を積極的に雇用し、モノのアップサイクルを通じて持続可能な社会のあり方を提案している。

そんなMakers Uniteが目を付けたのが、難民たちのライフベストだ。ヨーロッパへは近年、シリアなどから多くの難民が押し寄せている。彼らの多くは海を渡ってやってくるため、海岸には役目を終えたライフベストが大量に廃棄される。

ライフベストの素材は軽量かつ頑丈で、撥水性もある。「これでトートバッグやPCケースをつくったら最強なのでは」と気づいたMakers Uniteは天才かと思う。

トート汚れ

PCケースの内側にはわずかな汚れが。決して私の仕業ではありません。

撮影:常盤亜由子

商品には、購入した時点で表面にわずかな汚れが付着していた。これが普通の商品なら嫌な気持ちになるところだろうけれど、今回は違った。

汚れを見るたび願わずにはいられないのだ。これを着て海を渡った難民は、今どこで何をしているだろう。どうか生きて、幸せな暮らしを手に入れていますように。

参考リンク:商品購入ページ

(文、撮影・副編集長 常盤亜由子)


ミントで爽快なオーガニックソープ。環境にもいいらしい

マジックソープ

愛用中のマジックソープのペパーミント。オンライン販売価格は、Sサイズで税込み1320円。

撮影:横山耕太郎

知人から「ミントのスースー感が半端ない」と紹介され、何となく使ってみたドクターブロナーのマジックソープ。

実際に使ってみると、洗い始めるとすぐに肌がスースーして、夏場のお風呂上がりも快適です。

ホームページを見てみると、環境への配慮もなされているという。

「生分解性にも優れている」ことに加え、原材料の有機栽培、フェアトレード、容器は再生プラスチック、動物実験の禁止などなど。サステナブルであることが、商品の強みになると改めて感じます。

ボディーソープの環境負荷を考えたことはありませんでしたが、使用感が気に入った製品がサステナブルだとわかると、また使ってみようという気持ちになります。

(文、撮影・記者 横山耕太郎


最強のサステナブル、母直伝のレモン化粧水

レモン化粧水

毎朝、寝る前、天然のレモンの香りに包まれるのは爽快です(写真はイメージです)。

iravgustin/Shutterstock

母は子育てしていた頃から40年近く化粧水を手作りしています。帰省してそれを拝借した翌朝、むしろいつもより肌の調子がいいくらい。

だとすれば、10代の頃から長きにわたり、私の購入してきた化粧品をめぐる膨大なパッケージやボトルの製造・配送にかかるプロセスとエネルギーコストは果たして必要だったのでしょうか。

などと思い、いつも小分けにして母からもらっていたレモン化粧水を、ようやく自分でも作ろうと思うようになりました。

【レシピ】

レモンの皮―5個分

グリセリン―100ml

ホワイトリカー―1000cc

全て合わせて1週間経ったら皮を取り出し1カ月寝かせて使う。

(文・副編集長 滝川麻衣子


毎月の生理に革命を起こしたフェムテック

吸水ショーツと月経カップ

BLAST Inc.が発売する吸水ショーツ「Nagi」と、韓国発のヘルスケアブランド「EVE」の月経カップ。

撮影:稲葉結衣

最近何かと話題のフェムテック。中でも話題の吸水ショーツと月経カップは、生理期間を大きく変える革命児だ。

私が愛用しているのはNagiの吸水ショーツとEVEの月経カップ。デザインや色が可愛いのはもちろん、使い心地もムレや漏れがなく、ナプキンやタンポンよりも快適だ。

実はナプキンやタンポンはプラスチックごみに分類されている。1回の生理期間中に使用するナプキンは20~25枚とも言われているため、繰り返し使用可能で、環境に優しい新アイテムに国内外で注目が集まるのも無理がないだろう。

吸水ショーツと月経カップを併用し、使い捨て生理用品を一切使用しない生活は想像以上に快適だ。トイレにサニタリーボックスを置かないことで景観もスッキリし、ゴミがないので臭いも気にならず、ゴミの処理も要らない。

これからは生理もサステナブルになる時代かもしれない。

(文、撮影・インターン 稲葉結衣


「マイストロー」始めました

アルミストロー

ブルーボトルコーヒーと、「不変で不偏」をコンセプトにオリジナルのプロダクトを開発しているGLOCAL STANDARD PRODUCTSの”TSUBAME”シリーズとのコラボによるオリジナルストロー。

撮影:中島日和

プラスチック製ストローの廃止の動きが加速しています。外カフェで甘めのカフェラテをちびちびと飲みながら作業することも多い私は、時間が経ってしまった紙ストローの「あの感じ」が少し苦手でした。

ということで、この夏から、マイストローを始めました。

新潟県燕市の職人によって作られているというこのストローはアルミ素材。とっても口当たりがまろやかで、氷を入れてドリンクを飲むと、より冷たく、ちょっとだけ美味しく感じられるところもお気に入りです。

「脱プラ」目線だけでなく、より快適に。「しなければいけない」ではなく、気分を上げつつ身近なところから生活の見直しもしていけたらと思う今日このごろです。

(文、撮影・ BI Brand Studio エディター 中島日和)


「マイタンブラーは持ち歩きたいけど、重い…」という人のために

タンブラー

PC画面は公式サイト。トレンドをおさえた豊富なカラバリの中で、私が選んだのは無難なホワイト。

撮影:戸田彩香

大学生の私は節約とエコのために水筒を持ち歩いているのですが、カフェで新しいカップを渡されるたびに悩んでいました。しかしすでに大きい水筒を持ち歩いているのに、もう一つタンブラーを持ち歩くなんて……カバンが重すぎる!

そんな時に出会ったのが、stojo(ストージョ)。

シリコン素材だからとても軽く、折りたためば厚さ5cmまでコンパクトになる(POCKET CUP 355mlの場合)。水筒とダブル持ちしてもかさばらず、すっかり私の愛用品になっています。

「使い捨て文化を終わらせる」という理念のもとニューヨークで生まれたブランドで、サイズやカラー展開も豊富。普段のファッションに馴染む色を探すだけで、わくわくする。

折りたためて軽い利便性、ファッショナブルでサステナブル。カフェで使い捨てコップを消費しない暮らしを、始めてみませんか。

(文、撮影・インターン 戸田彩香)


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