強い個性のないトーンで統一し、季節感のある飾りつけをしよう。
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- 部屋をフレッシュに保つための方法を、インテリアデザイナーに聞いた。
- 照明を温かみのあるものにして、ラグを取り替えれば、お金をかけずに模様替えできる。キッチンに花を飾ってもいい。
- 模様替えをしやすくするために、個性の強くない家具で統一しよう。アクセントウォールや、流行のアートなどは避けた方がいい。
ニュートラルな家具で統一する
アクセントの色を簡単に追加できる。
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ナチュラル・アスセティック(Natural Asthetik)のインテリアデザイナー、トム・ローレンス=レヴィー(Tom Lawrence-Levy)がInsiderに語ったところによれば、オフホワイトの家具で統一すれば、デザインを柔軟に変えやすいという。
「強い個性のない家具を使えば、違う雰囲気にしたくなったときに、クッションや掛け布をアクセントにして、飽きが来るのを防げます」とローレンス=レヴィーは言う。
部屋全体を大胆でユニークな家具で飾るのではなく、ひとつかふたつの小物を選ぶようにしよう。
ひとつの部屋の壁は、すべて同じ色に塗る
テクスチャード加工の壁紙を試してみよう。
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あとで後悔しないように、ひとつの部屋の壁は、すべて同じ色で統一しよう。
「アクセントウォールは楽しいものですが、私のクライアントはたいてい、すぐに飽きてしまったり、色が嫌いになってしまったりしています」とローレンス=レヴィーは話す。
どうしてもアクセントウォールを使いたい場合は、強い個性のない色やテクスチャード加工の壁紙を使って、やりすぎでない程度にするといい、とローレンス=レヴィーは提案している。
また、他の部分よりも1段階か2段階明るい、もしくは暗い色合いのアクセントウォールを選べば、空間の統一感を保つことができる。
季節感のある飾りつけをする
季節感のある装飾は、新鮮な雰囲気を保ってくれる。
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インテリアデザイナーでクリッカブル・キュレーションズ(Clickable Curations)の共同経営者でもあるシャーリーン・ピャラリ(Sharleen Pyarali)によれば、季節感のある装飾は、部屋を新鮮な雰囲気に保つための簡単で手っとり早い方法だという。
「春なら花飾り、冬ならカボチャ類や松かさを飾ります」とピャラリはアドバイスしている。
「部屋のいくつかのエリアを、季節の飾りをアレンジできる場所として決めておくといいでしょう」
飾り戸棚やダイニングテーブル、コーヒーテーブルは、交換可能な飾りつけをするにはうってつけの場所だ。
しまいこんでいたものを使う
収納にしまいこんでいたボウルやお皿を飾ろう。
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マーク・アシュビー・デザイン(Mark Ashby Design)のインテリアデザイナー、クリスティーナ・サイモン(Christina Simon)によれば、収納箱やクローゼットの中を探してみると、お金をかけずに新鮮な雰囲気を生み出すものが見つかるかもしれないという。
「花瓶、ボウル、小皿など、使わないときには隠しておきたいアイテムを装飾に使うことができます」とサイモンは言う。
また、まだ読んでいない本や陶磁器、小さな彫像を飾ることもすすめている。
クッションを別の部屋のものと取り替える
クッションを取り替えれば、部屋に新たな活気が生まれる。
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お金をかけずに手軽に模様替えする方法のひとつが、クッションを別の部屋のものと取り替えることだ。
「ソファに置いているクッションをベッドルームにあるクッションや枕と交換します」とサイモンは説明する。
「この技は、部屋の印象を変えるのにとても役立ちます」
掛け布やブランケット、ランプなどの装飾品を取り替えてもいい。
ラグを新しくする
新しいラグで、部屋の雰囲気ががらりと変わることもある。
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部屋に新しいラグを敷くのは、簡単に装飾をリフレッシュする方法だ。
「ラグを追加したり、今あるものを新しいものと取り替えたりすることほど、部屋の活気をがらりと変えられる方法はありません」とサイモンは話す。
これまでにない新鮮な色を加えるか、あるいはビンテージものを購入することを検討してみよう。廊下にランナーを敷くことでも、家の中の統一感や重層感を出すことができる。
照明を取り替える
クールな照明を、温かみのあるものに替えてみよう。
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照明を替えると、部屋のムードや雰囲気が一変する。
「ランプを替えるとその見た目やスタイルだけでなく、シェードなどで光の質も変化するので、部屋の印象ががらりと変わります」とサイモンは言う。
そこまでする気になれないのなら、今使っている電球を、温かい雰囲気のものやクールなものに替えてみよう。
家具の配置を変える
簡単に動かせる家具を買おう。
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「部屋に飽き始めたら、家具の配置をちょっと変えるだけでも、雰囲気ががらりと変わります」とピャラリは話す。
オットマンやベンチなど、複数の用途に使える家具を置くことを考えてみよう。
アロマキャンドルを使う
キャンドルに火を灯すと、部屋の雰囲気が変わる。
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アロマキャンドルに火を灯したり、エッセンシャルオイルの香りを拡散させたりすると、部屋の雰囲気ががらりと変わる。
「部屋の香りを変えることもリフレッシュするのに役立ちます。定期的な習慣にしたとしても、それほどお金はかかりません」とピャラリは言う。
ディフューザーに投資したり、人工的な香りを使ったりしたくない場合は、生花を花瓶に飾ってもいい。
リネン類を新しくする
リネン類を新しくすれば、どんな部屋でもほぼ確実に活力が生まれる。
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「ベッドシーツ、キッチンのタオル、シャワーカーテンの交換は、部屋の雰囲気を高めて新鮮さを保つための、手っとり早くて財布にやさしい方法です」とピャラリは言う。
近所のリサイクルショップで、手ごろな値段の楽しいリネン類を探してもいいし、高級品で豪華な雰囲気をプラスしてもいい。
自分にとって意味のあるアート作品を飾る
自分にとって意味のあるアート作品を飾れば、次のシーズンに取り替えたくなる可能性は低いだろう。
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「いかにも最新で流行のアート作品に走ってはいけません」とローレンス=レヴィーは言う。
「自分と関連があり、自宅に個性を与えられる作品を選びましょう」
デパートで買うのではなく、地元のギャラリーや、職人のネット販売で探せば、自分の心に訴えかける作品を見つけることができるだろう。
同じ色調で素材や質感を変化させる
レザーと木のように、異なる質感を組み合わせよう。
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質感や素材に変化をもたせることで、それぞれの部屋をユニークな雰囲気にできる。
「家全体をひとつの色調で統一している場合でも、家具や備品の素材に変化をつけるようにしましょう」とローレンス=レヴィーは言う。
たとえば、同じ茶色の布張りとレザーの椅子を組み合わせたり、緑色のテーブルを翡翠色の装飾品で飾ったりするといい。
キッチンの棚の雰囲気を変える
ボトル、広口瓶、花を活用すれば、棚に新たなスタイルをプラスできる。
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面白みのないものになりがちなキッチンの棚も、変化をつければ楽しさを与えられる。
「植物や花を採り入れたり、まな板を全部並べてみたり、素敵なオイルやビネガーの瓶を飾ったりするといいでしょう」とサイモンは言う。
[原文:Interior designers share 13 tips to keep you from getting bored of your space]
(翻訳:梅田智世/ガリレオ、編集:Toshihiko Inoue)