2021/09/16 06:33公開。
ウェザーニュース
台風14号(チャンスー)は、16日(木)3時現在、東シナ海にあってほとんど停滞しています。
今後は東寄りに進む予想で、17日(金)には西日本に接近・上陸のおそれがあります。その後、18日(土)には温帯低気圧に変わり、さらに東へ進んでいく見込みとなっています。
このため、明日から3連休初日にかけては全国的に雨や風が強まり、荒天となるおそれがあるので警戒が必要です。
▼台風14号 9月16日(木)3時
存在地域 五島市の南西約430km
大きさ階級//
強さ階級//
移動西 ゆっくり
中心気圧992 hPa
最大風速23 m/s (中心付近)
最大瞬間風速35 m/s
低気圧に変わった後も強い雨風に警戒
雨風ピーク表。
ウェザーニュース
台風14号は東寄りに動き始めた後、17日(金)には西日本の九州北部や中国地方に接近・上陸のおそれがあります。その後、温帯低気圧に変わる見込みです。ただ、低気圧に変わったとしても油断できません。温帯低気圧に性質が変わると、強風の範囲はむしろ拡大する予想です。全国の広い範囲で雨や風が強まるおそれがあります。
台風または低気圧の中心に近い九州や中国、四国に加えて、関東や東海、東北などの太平洋側でも雨や風が強まる予想となっています。
長崎県の五島列島は、16日夜遅くまたは深夜から荒天となり、台風または低気圧が東に進むに伴って、17日(金)は西日本、18日(土)は東日本や北日本を中心に風雨が強まる見込みです。沿岸部では瞬間的に30m/sを超えるような暴風が吹き荒れるおそれがあり、鉄道や高速道路など交通機関への影響や、飛来物による停電などに警戒が必要です。
台風やそれから変わった低気圧の進路や速度によって影響が出始めるタイミングや、影響の及ぶエリア、雨風の強さが変わるため、こまめに最新の情報を確認するようにしてください。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風14号の名前「チャンスー(Chanthu)」はカンボジアが提案した名称で、花の名前からとられています。
(文・ウェザーニュース)
"ウェザーニュース"より転載(2021年9月16日公開の記事)
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