まるで“ユニクロ博物館”…初のカフェ併設「ユニクロ銀座店」に潜入してきた

ユニクロ 銀座店 リニューアル

オープン10年目を迎えユニクロ銀座店は、コロナ禍でフルリニューアルを実施した。

撮影:小林優多郎

ユニクロは9月17日、東京都中央区の「ユニクロ 銀座店」をリニューアルオープン、事前に一部プレス向けに公開した。

ユニクロ 銀座店は、2012年3月16日に世界で9店舗目、日本として初の「グローバル旗艦店」としてオープン。銀座に訪れるインバウンド(訪日外国人)を意識した地上1階〜12階まで、売場面積約1500坪を誇る大型店舗として知られる。

一方で、コロナ禍でインバウンド需要は激減。そんな中でのリニューアルは一体どのような意図があるのか。実際に店舗の中に入って体験してみた。

ユニクロ 銀座店は銀座中央通り沿いにあり、1階から12階まで、さまざまな趣向を凝らした「売り場」が展開されている。

店舗外観

撮影:小林優多郎

中央通り沿いの入り口から1階に入ると、巨大な「服」の振り子が目に飛び込んでくる。逆にこの階には売り物が少ない。

振り子

撮影:小林優多郎

1階の奥に進むと原宿などでも展開している「UNIQLO FLOWER」の花が並んでいる。

花屋

撮影:小林優多郎

続いて2階。銀座の有名店とコラボした製品やそのコラボ先の服以外の製品が販売されている。「地域活性化に貢献」を意識している。

銀座コラボ

撮影:小林優多郎

3階は女性向けカジュアル。ユニクロのリサイクルダウンの製品と、その製品が製造過程を体験できる展示がある。

リサイクル

撮影:小林優多郎

また、“軽量なウルトラダウン”を表現するため、ケースに近づくと中のダウンが“風でふわっと浮かぶ”展示もあった。

ライトダウン

撮影:小林優多郎

4階は女性向けクリーンカジュアル。エスカレーターの前には、印刷機のような機械が動いている。これは2018年から販売されている縫い目のない「3D KINT(3Dニット)」の製造機だ。

製造機

撮影:小林優多郎

5階は女性向けボトムスのエリア。ユニクロのジーンズ開発の展示がある。

ジーンズ

撮影:小林優多郎

さらに、オリジナルプリントアイテム作成サービス「UTme!」と、刺繍カスタマイズの「MY UNIQLO」の併設コーナーもある。この2つのカスタムサービスが同時に展開されるのは銀座店だけ。

MY UNIQLO

撮影:小林優多郎

6階は女性向けインナーのエリア。単に商品が陳列されるだけではなく、採寸やインナーについて相談のできる専門スタッフが常駐している。

インナー

撮影:小林優多郎

また、他のエリアとは違い大きめのソファーを用意するなど、まるでサロンのような「ゆったりと過ごす」イメージの場所だ。

サロン

撮影:小林優多郎

7階は子ども&ベビー用品。緑色のドラえもんの像が各所に置かれており、賞品がもらえるクイズや、リサイクルを楽しく学べる展示が用意されている。

ドラえもん

撮影:小林優多郎

8階は男性向けカジュアル。ユニクロのグローバルブランドアンバサダーを務めるスノーボード&スケートボード選手の平野歩夢さんをモチーフにしたハイブリッドダウンの展示がある。

ウェア

撮影:小林優多郎

9階は男性向けインナーや部屋着など。ヒートテックの仕組みを解説する展示が非常に目立っている。

ヒートテック

撮影:小林優多郎

10階は男性向けクリーンカジュアル。奥にはオーダーメイド感覚でスーツを選べる「CUSTOM ORDER SALON」がある。こちらにも専門知識を持つフィッターが常駐する。

スーツのサロン

撮影:小林優多郎

11階はTシャツの「UT」専門のコーナー。ここで1500円以上の商品を買うと、専用フォトブースで写真が撮れる。“プリクラ”風に背景やスタンプなどでデコり、写真を1枚持ち帰れる。

フォトブース

撮影:小林優多郎

12階には、今回のリニューアルの目玉とも言えるユニクロ初のカフェがある。

カフェ

撮影:小林優多郎

コーヒー2種類と、創業70年超の老舗洋菓子店「銀座ウエスト」とコラボしたバタークッキー(200円)が販売されている。

クッキー

撮影:小林優多郎

とくに「ゲイシャ種ハンドドリップコーヒー」(450円)は必見で、ユニクロ担当者によると「同じ豆のコーヒーを銀座で飲むと1000〜1500円ほどかかる」代物とのこと。

コーヒー

撮影:小林優多郎

さらには12階には隠れた“名所”が存在する。それがユニクロの会社としての歴史が展示されているコーナーだ。

歴史展示

撮影:小林優多郎

中にはファーストリテイリングの柳井正会長兼社長の直筆「企画書」がある。ガラス越しとはいえ、肉眼で柳井氏がユニクロのコンセプトをどのように考えていたのか、その鱗片を味わえる。

柳井氏 企画書

撮影:小林優多郎


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