Starbucks
- 米スターバックスは、シアトルにある2つの店舗でレンズ豆でできたホイップクリームを試している。
- 同社ではすでに、オーツミルクやベジタリアン・サンドイッチなど、植物由来の代替品を導入している。
- イギリスのスターバックスはすでに、完全ビーガンの豆乳由来のトッピングをしたパンプキン・スパイス・ラテを販売している。
米スターバックスは現在、一般的でない食材から作られたビーガンのホイップクリームのトッピングを試している。レンズ豆だ。
今のところ、アメリカでレンズ豆由来のホイップクリームを味わえるのは、ワシントン州シアトルにある2つの店舗のみだと、VegNewsは報じている。レンズ豆由来のビーガン・ホイップクリームのテストはアメリカのみで行われているものだが、イギリスでは1年前から、牛乳を使わないホイップクリームを使用した完全ビーガンのパンプキン・スパイス・ラテが販売されている。
「スターバックスのサステナビリティ(持続可能性)・コミットメントに基づき、環境にやさしいメニューとして植物由来の選択肢を広げることが会社の目標です。これは地球から得る量よりも還元する量を増やす"リソースポジティブ"な企業になるというわたしたちの目標に貢献するものです」とスターバックスの広報担当者はVegNewsに語った。Insiderはスターバックスにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
イギリスのスターバックスのトッピング用のホイップクリームは、レンズ豆ではなく大豆から作られていて、イギリスやその他のヨーロッパ諸国にあるスターバックスでは、完全ビーガンのパンプキン・スパイス・ラテまたはフラペチーノを楽しむことができる —— Insiderでも報じたように、これらの国では無脂肪乳の代わりに牛乳を使わない代替ミルクでパンプキンシロップを作ることが可能だからだ。
肉や牛乳に代わる植物由来の代替品を求める消費者の声が高まる中、スターバックスはすでにこうした声に対応したメニューの変更をいくつも取り入れている。こうした商品の多くは、一部の店舗や地域でのテストから始まっている。
アメリカのスターバックスでは、代替肉インポッシブル・ソーセージを使ったベジタリアン・ブレックファースト・サンドイッチやひよこ豆のナゲットとアボカドが入ったビーガン・プロテイン・ボックスといったメニューが全国的に提供されている。
同社が最近、アメリカにある全ての店舗に導入したオーツミルクは、一部で品不足になるほど人気となっている。そして、秋の新しいドリンク「アップル・クリスプ・マキアート」は2%の牛乳を植物由来の代替品に変更することで完全ビーガンで作ることができる。
[原文:Starbucks is testing vegan whipped cream made from lentils in some US locations]
(翻訳、編集:山口佳美)