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三菱商事も出資する「培養肉」ベンチャー2社にレオナルド・ディカプリオが出資

モサ・ミートバーガー

モサ・ミートの商品イメージ。

提供:モサ・ミート

培養肉ベンチャーであるオランダのモサ・ミート社とイスラエルのアレフ・ファームズ社が、ハリウッド俳優・環境活動家として知られているレオナルド・ディカプリオ氏から出資を受けたことを発表した。なお、レオナルド・ディカプリオ氏の投資額については非公表。

この2社は、日本でも三菱商事が出資する培養肉ベンチャーとして知られている。

本物の肉を「培養」して手に入れる

代替肉

大豆由来のパティを使ったフレッシュネスのハンバーガー。日本国内では、バーガーチェーンの間で、大豆肉を用いたハンバーガーの開発が増えている。ただし、ここで使われる代替肉は「培養肉」とは異なる。

撮影:三ツ村崇志

モサ・ミートとアレフ・ファームズが開発する「培養肉」は、いわゆる「代替肉」の一種。

日本国内では、2020年ごろから国内の外食産業や食品メーカーなどの間で代替肉として「大豆肉(大豆ミート)」の認知が広がってきている。しかし、大豆肉はその名の通り大豆を肉のように加工しているため、原料は植物性のタンパク質だ。

一方、培養肉は、ウシなどの家畜の細胞を採取して培養することで作られる「肉そのもの」だ。

モサ・ミートは、2013年に初めて培養肉からハンバーガーの「パティ」を作製。アレフ・ファームズは、2018年に世界で初めて培養肉からなる「ステーキ肉」を開発するなど、両社ともに培養肉業界では世界の先頭を歩んできた企業だ。

地球の人口がこれからも増加し続ければ、食料として肉や魚などからタンパク質の需要が増していくことは間違いない。

しかし、現在の畜産業と同じ手法で膨れ上がる需要に対応しようとすれば、家畜を育成する過程で生じる環境負荷が大き過ぎる。サステナブルなタンパク源の確保は、世界的な課題とされている。

削減イメージ

培養肉によって、環境負荷が大きく削減されると見込まれている。

提供:モサ・ミート

ライフサイクルアセスメントの研究によると、培養牛肉と通常の牛肉で比較した場合に、気候への影響を92%、大気汚染を93%、土地の利用を95%、水の使用量を78%削減できるとしている。培養肉をはじめとした代替肉の研究開発は、こういった将来的な人口増加による世界のタンパク質不足を環境に負荷をかけない形で解決するために非常に重要な技術だと考えられている。

レオ様

レオナルド・ディカプリオ氏。

提供:モサ・ミート

なお、レオナルド・ディカプリオ氏は、2017年にアメリカの植物由来の代替肉ベンチャーであるビヨンド・ミートにも出資しており、以前から気候変動対策や環境保全に対する意識が高い。

1998年には、野生動物の保護や海洋環境の保全、気候変動を緩和する取り組みを支援するNPO法人レオナルド・ディカプリオ財団を設立しており、これまでに1億ドル以上を寄付してきた。

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