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世界的な半導体不足で自動車メーカーの損失は2100億ドルにのぼる可能性も —— アリックスパートナーズ

自動車工場

Owen Humphreys - PA Images/Getty Images

  • 半導体不足により、世界の自動車メーカーが被る2021年の生産損失額は2100億ドル(約23兆円)にのぼる可能性があるとコンサルティング会社アリックスパートナーズが発表した。
  • 同社によると、2021年の世界の自動車生産台数は770万台減少する可能性がある。
  • アメリカの自動車ディーラーが保有する在庫数は、通常の半分以下の約20日分しかないという。

半導体不足により、世界の自動車メーカーが被る2021年の生産損失額は2100億ドルにのぼる可能性があると、コンサルティング会社アリックスパートナーズ(AlixPartners)は9月23日に発表した。

同社は5月にその生産損失額を1100億ドルと予測していたが、最新の予測ではその額は2倍近くに増加した。

また、2021年の自動車生産台数については、5月の時点で390万台減少すると予測していたが、最新の予測ではそのほぼ2倍の770万台減少する可能性があるとしている。

2021年も終わりに近付く中、自動車や商用トラックのメーカーは半導体不足や商品価格の高騰が緩和するどころか持続するだろうと警鐘を鳴らしている。

アメリカの自動車ディーラーが保有する自動車の在庫数は、通常の半分以下の約20日分しかなく、それが売り上げの低迷につながっていると、アリックスパートナーズ自動車プラクティスのマネージング・ダイレクター、ダン・ハーシュ(Dan Hearsch)氏はロイターに述べている。

第4四半期には「通常の状態に戻り、在庫も回復すると当初は考えていた」とハーシュ氏は語った。

「しかし、そうはならないだろう」

在庫の逼迫は2022年の終わりから2023年の初めまで続くだろうと、同氏は付け加えた。

半導体不足は問題の一部に過ぎない。鉄鋼やプラスチック樹脂などの材料の供給不足がコストを押し上げているし、アメリカの主要港では多くの貨物船が入港待ちの状態で、より多くの材料を輸入しようという自動車メーカーの取り組みが妨げられていると、ハーシュ氏は指摘した。

こうした状況を受け、自動車メーカーは材料を確保するためにより長期の契約を結び、最長で40~50週も先行して材料を購入するようになっているという。

「1年前には考えられなかったような契約に彼らはサインしている」とハーシュ氏はロイターに語った。

[原文:Global chip shortages are expected to cost automakers $210 billion in 2021 — almost double previous estimates, a consulting firm says

(翻訳:仲田文子、編集:山口佳美)

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