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ニュージーランド、ワクチン接種を加速するためにファストフードチェーンと協議

ケンタッキーフライドチキン

ニュージーランド、オークランドのマヌカウにあるケンタッキーフライドチキンのドライブスルー。

Phil Walter/Getty Images

  • ニュージーランド政府は、食事の提供と一緒に新型コロナウイルスのワクチン接種が実施できないか、ファストフードチェーンと話し合っている。
  • 政府はケンタッキーフライドチキン(KFC)、ピザハット、タコベルと協議中だとオークランドの市議会議員が明かした。
  • オークランドは9月21日に厳格なロックダウンを終えた。ニュージーランドはさらなるロックダウンを避けたいと考えている。

ニュージーランド政府は、食事の提供と一緒に新型コロナウイルスのワクチン接種が実施できないか、KFC、タコベル、ピザハットといったファストフードチェーンと協議している。

ニュージーランド最大の都市オークランドでは9月21日、5週間にわたる厳格なロックダウンが緩和され、ファストフード店はデリバリーサービスやソーシャルディスタンスを保った上での販売を再開した。8月には新型コロナウイルスの感染者が1人確認された段階で、ニュージーランドは全面的にロックダウンされた。

ニュージーランドのアーダーン首相は、ワクチンの接種率を上げることに熱心に取り組んでいて、政府はファストフードチェーンとの提携を検討している。

オークランド市議会のジョセフィン・バートレイ(Josephine Bartley)議員は9月22日、ニュージーランドでKFCやピザハット、カールスジュニア、タコベルといったファストフード店を運営しているレストラン・ブランズ(Restaurant Brands)とニュージーランド政府が提携について話し合っているとツイートした

「わたしたちは、人がいる場所に確実に行きたいと考えています」とロバートソン副首相は23日、ラジオ・ニュージーランド(Radio New Zealand)に話した

「わたしたちは、オークランドの多くの人々がテイクアウトをとても楽しみにしていることを知っています。その可能性を活用できないだろうかと考えているのです」

ただ、ロバートソン副首相は、ドライブスルーについては時間的な制約があるため、ワクチンを接種した後20分待機してもらうには課題があるとも語った。

アーダーン首相は23日、厳格なロックダウン措置は二度と取りたくないと述べ、そのためにはワクチン接種率を90%まで上げる必要があると説明した。政府の統計によると、24日の時点で接種対象年齢の人口の41%が2回のワクチン接種を完了していて、76%が1回目の接種を済ませている。

8月にロックダウンが再び導入されると、オークランドではファストフードの需要が高まり、どんな手を使ってでも手に入れようとする人も出てきた。

9月19日には、ニュージーランド警察がこっそり持ち込んだKFCのチキン、フライドポテト、コールスロー10個で「いっぱい」の車でオークランド市内に入ろうとした2人の男を逮捕した。警察によると、車の中からは現金7万ドル(約770万円)も見つかったという。

その直前には、マクドナルドを買うためにオークランドを抜け出したという20歳の男が起訴された。

オークランドにあるマクドナルド、KFC、タコベルの一部店舗では、営業再開の数時間前から行列ができていたとStuff.co.nzは報じた。あるマクドナルドのドライブスルーでは、開店時にすでに40台ほどの車が待っていて、KFCでは車の中で夜を明かしてた客もいたという。

[原文:The New Zealand government is talking to KFC, Pizza Hut, and Taco Bell about offering people COVID-19 vaccines when they buy meals

(翻訳:大場真由子、編集:山口佳美)

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