恒大危機は融創、碧桂園に波及か。「持たざる天才」の戦いが生んだ中国不動産バブルの全容

インサイド・チャイナ

REUTERS/Aly Song

ここ1週間で、中国不動産企業「恒大」の名前が多くの人にインプットされただろう。だが、日本に伝わる情報には時差があり、中国では既に「次の恒大」と目される企業の動向に関心が移っている。

恒大の債務問題は1年以上前からくすぶり続けていたが、今月に入って債権者が抗議活動を始め、「絵面」のあるニュースとして世界に広く伝わった。恒大自身が9月13日に「未曽有の困難にある」と声明を出したこと、そして中国政府が沈黙を続けていることで、大量の推測、憶測、シミュレーションが流れているが、日本で報道が増えた9月下旬以降、ファクトベースでは「子会社の一部事業停止」「トップの許家印氏が幹部社員に演説をした」といった局地的な動きにとどまる。

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