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軽量146g、高コスパ。シャープ「AQUOS zero6」と「sense6」の実機を触ってみた

浮かぶAQUOS

シャープは“風船で浮かぶほど軽い”「AQUOS zero6」など、新型スマートフォンを発表した。

撮影:小林優多郎

シャープは9月28日、2021年秋冬モデルとして新型スマートフォン「AQUOS zero6」と「AQUOS sense6」を発表した。

いずれの機種も現時点では3キャリアがそれぞれ取り扱いを発表。価格はいずれも未定だが、発売時期は以下の通り。

  • NTTドコモ……AQUOS sense6 SH-54B(11月中旬)
  • KDDI(au)……AQUOS zero6 SHG04(10月上旬以降)、AQUOS sense6 SHG05(11月上旬以降)
  • ソフトバンク……AQUOS zero6(10月上旬以降)

いずれも5G対応かつ性能や特徴の割には「お買い得」に思える特徴を秘めている。実機を交えつつ、それぞれの端末のファーストインプレッションをお届けする。

軽すぎるのに"ミリ波”対応「AQUOS zero6」

AQUOS zero6

6.4インチ有機ELを搭載する「AQUOS zero6」。

撮影:小林優多郎

AQUOS zero6は、軽さにとにかくこだわった端末で、重量は146g(公称値)。

実際に持ってみると、まるでコールドモック(動作しない見本模型)。実際に動作するスマートフォンなのかと、思わず疑うレベルの軽さだった。

AQUOS zero6 部品

AQUOS zero6が搭載する部品類。

撮影:小林優多郎

さらに、この軽さを実現しつつ、イヤホンジャック、microSDカードスロット、4010mAhの大容量バッテリー、そしてソフトバンク版については限られた対応エリアでより高速通信が可能なFR2(ミリ波、Band n257)に対応する。

また、ディスプレイは1秒に最大240回表示が変わる(240Hz)6.4インチ2340×1080ドットの有機ELを搭載。

AQUOS zero6 画面設定

ディスプレイ設定の「ハイレスポンスモード」からアプリを選択すると120Hz(ゲームは240Hz)のリフレッシュレートで駆動。さらに、ゲーミング設定からゲーム以外のアプリを個別に指定することでそのアプリを240Hzで駆動させることができる。

撮影:小林優多郎

2020年10月発売の前機種「AQUOS zero5G basic」がゲームのみ240Hz駆動に対応していたことに対し、AQUOS zero6ではゲーム以外のアプリも別途設定することで、最大240Hz駆動が可能になるなど進化している。

ディスプレイには指紋センサーも内蔵。指紋センサーは画面ロック解除などのほか、各種アプリが起動できる「Payトリガー」など独自の機能も使える。

ただ、(他のスマホと比べると気づく程度ではあるが)ホーム画面などではディスプレイの青みがやや強い点が気になった。シャープによると、独自の省電力技術によって画質が調整された結果で、これにより表示するために必要な電力が約15%削減できるという。

AQUOS zero6 カメラ

3つのレンズをもつ背面カメラ。

撮影:小林優多郎

カメラに関しては、背面にF値1.8/48MPの標準カメラ、F値2.4/8MPの広角カメラ、F値2.4/8MPの望遠カメラの3つを搭載。

今回、撮影テストをする時間はなかったが、シャープによると、ライカとの協業した「AQUOS R6」の開発過程で積み上げたノウハウを、zero6に反映しているという(zero6自体はライカの監修を受けていない)。

デザインとしては非常に「真四角」な第一印象だが、角丸になっている分、握ったときに手に食い込む感じはない。

AQUOS zero6 側面

AQUOS zero6の右側面。電源キー、音量キーに加えて、Googleアシスタントキーを備える。

撮影:小林優多郎

フレーム部分も背面も樹脂素材のため、AQUOS R6に比べると感触的に高級感はややかける印象はある。ただ、ガラスではなく樹脂を採用している点も本体の軽量化に寄与している点を考えると、納得はできる。

また、チップセットはクアルコム製の「Snapdragon 750G」、メモリーは8GB、ストレージは128GBと、ハイミドルレンジとも言えるスペックだ(シャープは独自に「ネオハイエンド」と呼んでいる)。

価格はKDDI・ソフトバンク両社ともに明かしていないが、シャープ広報は「前機種のAQUOS zero5G basicと同等程度を想定」と回答。

予想としては、6万円台後半から7万円台程度と考えられるため、その価格と前述のような軽量さに、(ソフトバンク版だけとは言え)珍しいミリ波対応であることを考えると、コストパフォーマンスはよいと感じる。

カメラとディスプレイ性能を上げた「AQUOS sense6」

AQUOS sense6

中価格帯モデルの「AQUOS sense6」。

撮影:小林優多郎

一方、コストパフォーマンスという意味では、「AQUOS sense6」も非常によい。

senseシリーズは、お手頃な値段と実用的なスペックを兼ね備えた人気機種。シャープによると、2017年の初代モデル登場から2021年9月末の間に累計1000万台出荷を突破する見込みだという。

AQUOS sense6 手持ち

持ちやすく、金属製のボディーはサラッとした触感。

撮影:小林優多郎

AQUOS sense6でもその特徴は健在。シャープ独自基準で「1週間の電池持ち」をうたう4570mAhの大容量バッテリー、 IPX5・IPX8/IP6X相当の防水防じん性能、おサイフケータイなどを搭載する。

メモリーは4GB、ストレージは64GB、チップセットはクアルコム製「Snapdragon 690」と、基本的な部分は2021年2月に発売した「AQUOS sense5G」と変わらない。

AQUOS sense6 HDR表示

前機種「AQUOS sense5G」(写真左)と「AQUOS sense6」で同じHDR動画を表示しているところ。

撮影:小林優多郎

しかし、ディスプレイとカメラはミドルレンジとは思えない部材を採用している。

ディスプレイはタッチ操作のセンシング速度が秒間120回のIGZO OLEDを採用。ピーク輝度は1300nit、コントラスト(明暗)比は1300万対1と、最大輝度1200nit・明暗比200万対1の「iPhone 13」シリーズと比べても、遜色ないスペック値を誇る。

また、背面カメラも暗所でのフォーカス速度が向上するレーザーAF以外はAQUOS zero6と同等の構成。sense6にも、AQUOS R6の開発ノウハウが反映されているという。

AQUOS sense6とzero6のカメラ

背面カメラの構成は、レーザーAFの有無を除けばzero6(写真右)とsense6(左)は同じ。

撮影:小林優多郎

なお、zero6、sense6ともに物理カードのいらない「eSIM」に対応するが、NTTドコモ版のsense6のみ非対応となる。

価格はzero6と同様でNTTドコモ・KDDIともに現状未定で、シャープ広報は「AQUOS sense5Gと遜色ない価格」と回答。3万円台後半~4万円代前半の価格が予想される。

自社製スマート家電の簡易操作機能も発表

Smart home HUB

AQUOSではアプリを開かなくても、対応のシャープ製エアコンのON/OFFや温度の設定が可能になる。

撮影:小林優多郎

シャープはzero6とsense6の発表と同時に、同社のスマート家電との連携機能「Smart home HUB」も発表。

従来は画面ロック後に専用アプリの起動が必要だったスマート家電の操作が、ロックを解除しない状態でも可能になる。

開始当初は、スマートフォンはzero6とsense6、スマート家電はエアコンと空気清浄機のON/OFF操作などに対応。対応家電は今後、「ホットクック」や「ヘルシオ」シリーズに拡大する見込み。

クイック設定パネル

Smart home HUBは画面上端から下にスワイプすると表示される「クイック設定パネル」から起動する。Android 12では、同じ場所にグーグルの家電操作機能のアイコンも追加される見通し。

撮影:小林優多郎

スマホに関しては、今後展開予定の最新OS「Android 12」へのアップデートと同時に既存機種にも展開。Android 12へのアップデート対象外の端末についても、ソフトウェアアップデートでの展開を検討しているという。

スマート家電の操作は、Googleアシスタントやアマゾンの「アレクサ」を通じて操作できるものも多いが、日本ならではの家電を展開するシャープらしい囲い込みと競合他社との差別化につながるだろう。

(文、撮影・小林優多郎

編集部より:初出時、AQUOS zero6とsense6のディスプレイについて誤った表記がありました。お詫びして訂正致します 2021年9月29日 14:30
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