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2021年Q1の売上は毎分9300万円。アマゾンのエコシステムを形成する19の事業

  • この記事はインサイダー・インテリジェンスによる調査レポート「アマゾンの力(The Power of Amazon)」のプレビュー版。

ある市場に参入するとアマゾンが発表したとたん、迎え撃つ側の企業はそれが自分たちのビジネスにどう影響するのかを考え始める。「市場力学はどう変わる?」「アマゾンは、自社の既存部門をどう活用して優位性を得ようとするのだろうか?」「これにより、アマゾンのビジネスモデルはどう変化する?」

アマゾンが事業を展開するさまざまな業界の動向を追い続けてきたインサイダー・インテリジェンスのアナリストは、同社の19部門とその現状についての調査を実施。各部門が相互に補完しあいながら、いかに「買い物客」と「企業」の両方をアマゾンのエコシステム内に留めているのかを分析した。カギとなるのが技術を駆使した利便性の追求と、消費者中心主義だ。

2021年、アマゾンの収益見通しは?

アマゾン

アマゾンの事業ごとの世界での売上。

Business Insider Intelligence

CNBCによると、2021年第1四半期のアマゾンの1分あたりの売上は83万7330.25ドル(約9300万円)だった。2020年の初めに時価総額が1兆ドルを超える企業の仲間入りを果たした同社は、いくつかの事業で先行者利益を得ている。なかでも小売プラットフォームとマーケティングの強さは際立っている。

インサイダー・インテリジェンスの予測では、2021年のアメリカにおけるEコマース売上高のうちアマゾンのシェアは41.4%、次いでウォルマートのシェアは7.2%。パンデミックは、アマゾンが強みとする「Eコマース」「デリバリー」「クラウドコンピューティング」「電子決済」「ホームセキュリティ」「動画配信」「オンライン広告」などのデジタルトレンドを加速させた。

同社はここ数年、新旧両方の事業から大きな収益を上げており、2020年には年間収益が全世界で3860億ドルを超えた。

エコシステム内に顧客を引き留める「Amazonプライム」

プライム

アメリカにおけるAmazonプライム加入世帯数の推移と予測。赤は成長率。青は全世帯数に占める加入世帯数の割合。

Business Insider Intelligence

アマゾンの主な強みのひとつは、異なる部門同士が互いの成長を支え合い、後押しする仕組みだ。その中心となるのが「Amazonプライム」。特定商品の割引、迅速な配送、オンライン動画、ゲーム、音楽など、さまざまな特典を揃えるサブスクリプション・サービスだ。

アマゾンは2005年に「プライム」をローンチ。年間79ドルで、回数の制限なくサイトに掲載されているさまざまな商品を2日以内に配送するというものだった。その6年後には、広告なしで映画やテレビ番組を視聴できる「プライムビデオ」を開始した。

2014年には、Amazonプライムの価格を99ドルに引き上げ、新たな特典を追加する試みを開始した。その中には、「プライムパントリー」や「プライムナウ」のように、日用品のリピート購入を促進するためのサービスがあったが、単独サービスとしては廃止されている。2015年には、独自のショッピングホリデー「プライムデー」を創設し、現在では複数日にわたるイベントとなっている。Eコマース業界に関するウェブメディア・調査会社のDigital Commerce 360によると、2021年のプライムデーの売上は全世界で111.9億ドルにもなるという。

インサイダー・インテリジェンスの予測では、2021年のアメリカでのAmazonプライム加入世帯数は前年に比べ4.8%増えて8140万世帯に達する。つまり、アメリカの全世帯の約3分の2(63.4%)が今年プライム会員になるということだ。ちなみに2016年の加入世帯数を振り返ってみると、全世帯の35.6%にあたる4480万世帯だった。2025年には9020万世帯、全世帯の68.0%まで増加する見込みだ。

アマゾンの収益に貢献している事業とは

Eコマース

アメリカにおけるEコマース売上高の推移。内訳:赤はアマゾン。黒はアマゾン以外。

Business Insider Intelligence

インサイダー・インテリジェンスは、アマゾンに関するデータと市場情報を分析。本レポートでは以下の19の主要事業と収益源に焦点を当てる。

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  • 小売・Eコマース
  • Amazon Pay(決済サービス)
  • 小売・Eコマース以外
  • 日用品・食料品販売
  • Just Walk Out(レジなし店舗技術)
  • Amazon Pharmacy(処方薬のオンライン販売)
  • Fulfillment by Amazon(物流サービス)
  • 広告
  • Amazon Business(B2B通販)
  • 法人向け決済
  • Amazon Web Services(クラウドサービス)
  • Amazon One(認証システム)
  • Ring(家庭用セキュリティシステム)
  • EchoとAlexa(スマートスピーカー)
  • KindleとFire(電子書籍・タブレット)
  • Fire TV
  • 動画配信
  • 音楽配信
  • ゲーム

調査レポート「アマゾンの力」の完全版ではこれらの事業について解説していき、「確固たる実力をもつ事業」「同社の市場優位性を活かしながら新領域に進出しているもの」「他部門の改善・強化につながる実験的な試み」など、それぞれの特徴を明らかにする。

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[原文:How Amazon is fueling its revenue flywheel to keep driving the virtuous cycle

(翻訳・野澤朋代)

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